8月11日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2026年8月11日(火)の米国株式市場は、主要3指数がそろって下落しました。ダウ平均は0.34%安の53,791.85ドル、S&P 500は0.32%安の7,728.20、ナスダック総合指数は0.60%安の26,445.45でした。7月の消費者物価指数(CPI)など重要なインフレ指標の発表を控え、投資家の様子見姿勢が強まり、テクノロジー株を中心に売りが優勢となりました。一方、米国債利回りは低下し、10年債利回りは4.68%となりました。ブレント原油先物は米国とイランを巡る不透明感から1.4%上昇し、1バレル88.91ドルとなりました。市場では、企業業績の成長が株価の下支えになるとの見方も出ています。

以下は、11日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

フェルミ(FRMI)

株価変動: +21.09%
詳細: データセンター開発を手掛ける企業です。Project MatadorのテナントとしてAIクラウド企業TensorWaveを獲得し、15年間で約65億ドルの売上高を見込むリース契約を締結したことが好感されました。大型契約による収益の可視性向上から株価が急騰しました。

アクソン・エンタープライズ(AXON)

株価変動: +6.70%
詳細: テーザー銃や警察向けボディカメラ、デジタル証拠管理システムなどを手掛ける企業です。第2四半期決算後には利益率や在庫を巡る懸念から売られていましたが、売上高の高成長やAI、ドローン関連事業への期待を背景に買い戻しが入りました。8月11日は市場全体が軟調な中でも約7%上昇し、相対的な強さが目立ちました。 

ジェイビル(JBL)

株価変動: +5.92%
詳細: 電子機器の受託製造やデータセンター向けインフラ関連事業を手掛ける企業です。UBSが投資判断を「中立」から「買い」へ引き上げたことが好感されました。巨大IT企業によるAI投資拡大の恩恵が今後も続くとの見方が示されています。

プラグ・パワー(PLUG)

株価変動: +5.21%
詳細: 水素エネルギー関連技術を手掛ける企業です。第2四半期決算が好調だったことに加え、2026年通期の売上高見通しを引き上げたことが好感されました。

SKハイニックス(SKHY)

株価変動: +4.70%
詳細: DRAMやHBMなどを手掛ける韓国の大手メモリ半導体メーカーです。AI向けHBM市場で高いシェアを持ち、AIデータセンター投資拡大による需要への期待が買い材料となりました。ウォール街でも同社のHBM分野での競争力や割安なバリュエーションを評価する強気姿勢が続いています。 

バーティブ・ホールディングス(VRT)

株価変動: +4.34%
詳細: データセンター向け電源設備や冷却システムなどを手掛ける企業です。AIデータセンター建設の拡大に伴う電力・冷却インフラ需要への期待が改めて意識されました。同社は2026年の売上高見通しを135億〜140億ドルとし、高い成長を見込んでおり、AIインフラ関連銘柄への買いが株価を押し上げました。 

ライオット・プラットフォームズ(RIOT)

株価変動: +4.33%
詳細: ビットコインマイニングからデータセンター事業への転換を進める企業です。アンソロピックと約91億ドル規模のAIコンピューティング契約を締結したことが材料視されました。

アマゾン(AMZN)

株価変動: -2.09%
詳細: ECやクラウドサービス「AWS」を展開する大手テクノロジー企業です。原油価格の上昇やインフレへの警戒を背景に大型テクノロジー株が売られ、市場全体のリスク回避姿勢が株価の重荷となりました。

アルファベット(GOOGL)

株価変動: -3.84%
詳細: グーグルの親会社で、検索広告、クラウド、AIなどを展開しています。原油価格上昇に伴うインフレ懸念や米国債利回りへの警戒から、大型テクノロジー株への売りが強まったことが株価を押し下げました。

スペースX(SPCX)

株価変動: -3.93%
詳細: ロケット開発や宇宙関連事業、AI事業を展開する企業です。直前の3営業日で株価が約28%上昇していたことから利益確定売りが優勢となり、3日続伸が途切れました。

トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ(DJT)

株価変動: -5.11%
詳細: SNS「Truth Social」を運営するメディア企業です。暗号資産価格の下落によって第2四半期の損失が拡大したことが嫌気されました。

データドッグ(DDOG)

株価変動: -5.37%
詳細: クラウドアプリケーションの監視やセキュリティサービスを提供する企業です。第2四半期決算では売上高、調整後EPSが市場予想を上回ったものの、その後は成長見通しへの警戒が続いています。特に最大級のAI顧客の利用動向や今後の売上成長鈍化への懸念が重荷となり、前日の急反発から再び利益確定売りが優勢となりました。 

アプラビン(APP)

株価変動: -5.99%
詳細: モバイル広告や広告テクノロジーを手掛ける企業です。バンク・オブ・アメリカ証券が投資判断を「買い」から「中立」へ引き下げ、目標株価も430ドルから400ドルへ引き下げたことが売り材料となりました。

アップワーク(UPWK)

株価変動: -14.95%
詳細: フリーランス向けオンライン人材プラットフォームを運営する企業です。今四半期の利益見通しが市場予想を大きく下回ったほか、2026年通期の1株利益見通しを従来の1.50〜1.55ドルから1.38〜1.43ドルへ引き下げたことが嫌気されました。

オン・ホールディング(ONON)

株価変動: -20.29%
詳細: スイス発のスポーツシューズ・アパレルメーカーです。2026年通期の売上高見通しが市場の期待に届かなかったことが嫌気され、成長期待の後退から株価が大幅に下落しました。

*過去記事 株価変動

🎧この記事は音声でもお楽しみいただけます。AIホストによる会話形式で、わかりやすく、さらに深く解説しています。ぜひご活用ください👇

最新情報をチェックしよう!