6月30日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2026年6月30日(火)の米国株式市場は、ダウ平均が135ドル高の52,319ドルとなり、2021年以来で最高の上半期成績を記録しました。S&P500は0.8%高、ナスダックは1.5%高と、ハイテク株主導で上昇しました。上半期の騰落率はダウが8.9%、S&P500が9.5%、ナスダックが13%でした。7月はナスダック100が歴史的に強い月とされる一方、週後半の雇用統計が夏相場の方向性を左右する注目材料となります。

以下は、30日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

エアロバイロンメント(AVAV)

株価変動: +18.76%
詳細: ドローンや防衛技術を手がける企業です。四半期決算が市場予想を上回ったことを受け、株価は急騰しました。通期見通しはやや弱めだったものの、投資家はウォール街予想を大きく上回った第4四半期の業績を重視しました。
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バイアサット(VSAT)

株価変動: +17.11%
詳細: 衛星通信サービスを手がける企業です。ロケット・ラブによるイリジウム・コミュニケーションズ買収を受け、同社も買収候補になる可能性が意識されました。前日の23%急騰に続き、この日も大幅高となりました。
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サンディスク(SNDK)

株価変動: +10.89%
詳細: メモリー製品を手がける半導体関連企業です。直近2営業日続落していましたが、この日は反発し、S&P500構成銘柄の中で上昇率トップとなりました。過去12カ月で大きく上昇していたため過熱感も意識されていましたが、メモリー関連株への買いが再び強まりました。

エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ(APD)

株価変動: +8.04%
詳細: 産業ガスや水素事業を手がける大手企業です。再生可能アンモニアに関してヤラ・インターナショナルとの販売・流通契約を最終調整していると明らかにしました。一方で、ルイジアナ州の低炭素エネルギー複合施設から撤退し、約29億ドルの税引き前費用を計上する見通しも示しました。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)

株価変動: +7.68%
詳細: CPUやGPUなどを手がける半導体大手です。ウェルズ・ファーゴが目標株価を505ドルから615ドルへ引き上げ、投資判断を「オーバーウェイト」に据え置いたことが好感されました。AI向けに最適化されたCPU需要が今後も鈍化しにくいとの見方が支援材料となり、時価総額は初めて約9000億ドルに達しました。

ラムリサーチ(LRCX)

株価変動: +5.46%
詳細: 半導体製造装置を手がける企業です。メモリーチップ大手による大型投資計画を背景に、半導体製造装置需要の拡大が期待され、2日連続で上昇しました。

スーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)

株価変動: +4.19%
詳細: AIサーバーを手がける企業です。前日は台湾当局による中国向けチップ密輸疑惑の調査を受けて8%下落しましたが、この日は反発しました。AIサーバー需要への期待は残る一方で、規制・調査リスクが投資家心理の重しになっています。

アプライド・マテリアルズ(AMAT)

株価変動: +4.08%
詳細: 半導体製造装置を手がける大手企業です。韓国のSKハイニックスとサムスン電子が5000億ドル規模の投資計画を発表したことを受け、半導体設備投資の拡大期待から買われました。

コムキャスト(CMCSA)

株価変動: +1.36%
詳細: ケーブルテレビ、通信、メディア事業を展開する大手企業です。NBCユニバーサルとスカイをスピンオフし、2つの上場企業に分割する計画を発表したことが引き続き好感されました。ドイツ銀行とローゼンブラットが投資判断を「買い」に引き上げたことも支援材料となりました。

ウエスタンデジタル(WDC)

株価変動: -2.02%
詳細: データストレージ製品を手がける企業です。AI関連株や半導体株の一角に買いが入る中で、同社株は下落しました。メモリー・ストレージ関連全体への注目は高いものの、銘柄ごとに値動きは分かれました。

TモバイルUS(TMUS)

株価変動: -3.59%
詳細: 米国の大手携帯通信会社です。ベライゾンやAT&Tと同様に、スペースXとチャーター・コミュニケーションズの携帯電話市場参入の可能性が重しとなりました。既存通信キャリアの収益環境に対する警戒感が広がっています。
*関連記事「スペースXショックで米通信株に異変 1.6兆ドル市場を揺るがすスターリンクの脅威

ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)

株価変動: -3.99%
詳細: 米国の大手通信会社です。コムキャストのスピンオフ計画や、スペースXとチャーター・コミュニケーションズが携帯電話市場に参入する可能性が意識され、通信大手への売りが続きました。
*関連記事「スペースXショックで米通信株に異変 1.6兆ドル市場を揺るがすスターリンクの脅威

AT&T(T)

株価変動: -5.13%
詳細: 米国の大手通信会社です。既存の携帯通信事業に対し、スペースXやチャーター・コミュニケーションズによる新たな競争圧力が高まるとの警戒感から下落しました。通信業界の競争環境が変化する可能性が投資家に意識されています。
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ジンマー・バイオメット・ホールディングス(ZBH)

株価変動: -5.64%
詳細: 整形外科向け医療機器を手がける企業です。パシラ・バイオサイエンシズが薬剤を使わない疼痛緩和システム「iovera」を最大1億4000万ドルで同社に売却すると発表しました。買収に伴う費用負担や事業への影響が意識され、株価は下落しました。

ストラテジー(MSTR)

株価変動: -6.20%
詳細: ビットコインを大量保有する企業です。前日に13%上昇した反動に加え、新たな財務方針を投資家が消化する中で下落しました。同社は優先株の配当率引き上げ、米ドル準備金強化のためのビットコイン売却承認、最大10億ドルの自社株買い計画を発表しました。

コンセントリックス(CNXC)

株価変動: -11.20%
詳細: AIを活用したカスタマーエクスペリエンス支援を手がける企業です。第2四半期決算が市場予想を下回り、さらに弱い業績見通しを示したことで株価は急落しました。同業のテレパフォーマンスも欧州市場で大きく下落しました。

テレパフォーマンス(TEP)

株価変動: -11.54%
詳細: フランスのカスタマーエクスペリエンス支援企業です。コンセントリックスの低調な決算と見通しを受け、同業企業にも売りが波及しました。AI活用による業界構造の変化や成長鈍化への懸念が意識されました。

*過去記事 株価変動

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