6月17日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2026年6月17日(水)の米国株式市場は、FRBのケビン・ウォーシュ議長が中央銀行の運営方針に大きな変更を加える可能性を示唆したことで、投資家心理が悪化し、主要3指数がそろって下落しました。ダウ平均は507ドル安の51,492.55ドル、S&P500は1.21%安の7,420.10、ナスダックは1.34%安の26,021.66で終了しました。市場では、利下げ姿勢そのものよりも、FRBの情報発信や政策運営の不透明感が嫌気されました。原油安やイラン合意への期待はあったものの、ウォーシュ議長の発言が相場全体の重しとなりました。

以下は、17日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

ユニキュア (QURE)

株価変動: +78.44%
詳細: オランダを拠点とするバイオ医薬品企業です。同社はハンチントン病向けの実験的治療薬「AMT-130」について、規制当局への承認申請を目指すと発表しました。新薬承認への期待が一気に高まり、株価は78%急騰して48.16ドルとなりました。

レイジーボーイ (LZB)

株価変動: +14.77%
詳細: 家具メーカーです。第4四半期決算でアナリスト予想を上回る利益を発表しました。積極的な店舗拡大計画が成果を上げていることも評価され、株価は15%近く上昇しました。

ロビンフッド・マーケッツ (HOOD)

株価変動: +8.78%
詳細: 個人投資家向けの証券取引プラットフォームを運営する企業です。同社は前日にフルタイム従業員の約10%を削減すると発表しました。その後、複数のアナリストが目標株価を引き上げたことで、コスト削減による収益改善期待が高まりました。株価は8.8%上昇して105.20ドルとなりました。

アプライド・マテリアルズ (AMAT)

株価変動: +4.35%
詳細: 半導体製造装置の大手企業です。シティが同社株の「買い」評価を維持し、目標株価を550ドルから710ドルへ引き上げました。ビッグテック各社によるAI投資が引き続き強いことが評価され、株価は4.4%上昇して592.92ドルとなりました。

ブロードコム (AVGO)

株価変動: +4.30%
詳細: 半導体およびネットワーク関連の大手企業です。J.P.モルガンが同社株の「買い」評価を改めて示し、目標株価を580ドルとしました。同社株について現在の水準では積極的に買いたいとの見方を示したことで、株価は4.3%上昇し392.9ドルとなりました。

マーベル・テクノロジー (MRVL)

株価変動: +3.90%
詳細: 半導体およびネットワーク関連のチップを手がける企業です。AI関連銘柄への買い戻しの流れを受けて上昇しました。

ASTスペースモバイル (ASTS)

株価変動: +3.87%
詳細: 宇宙通信サービスを手がける企業です。同社の衛星展開ミッションが成功したとみられたことが好感されました。スペースXがASTスペースモバイルのBlueBird衛星3基を軌道投入したことも、宇宙通信分野の成長期待につながりました。

フィグマ (FIG)

株価変動: +3.73%
詳細: デザインソフトウェアを手がける企業です。AIによる競争激化やソフトウェア株全体の低迷を背景に株価は売られていましたが、シティが「買い」でカバレッジを開始し、目標株価を36ドルに設定しました。現在値から約90%の上昇余地があるとの見方が好感され、株価は3.7%上昇して18.65ドルとなりました。

インテル (INTC)

株価変動: +3.46%
詳細: 半導体大手です。同社が次世代のチップ製造技術について、最新プロセスの試験生産を開始できる段階に入ったと明らかにしたことで、製造技術の進展が好感されました。

マイクロン・テクノロジー (MU)

株価変動: +2.20%
詳細: メモリーチップ大手です。AI向け需要の拡大期待を背景に、半導体関連株の一角として買われました。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ (AMD)

株価変動: +1.02%
詳細: AI関連需要の恩恵を受ける半導体企業です。AI関連株の一角に買いが入り、同社株も上昇しました。

サンディスク (SNDK)

株価変動: -1.64%
詳細: フラッシュメモリー製品を手がける企業です。AI関連株の一部が上昇する中、同社株は軟調に推移しました。

パランティア・テクノロジーズ (PLTR)

株価変動: -1.97%
詳細: データ分析とAI関連ソフトウェアを手がける企業です。ルネサンス・マクロ・リサーチが、ソフトウェア株の上昇は一時的との見方を示し、同社株にも売り圧力がかかりました。

マイクロソフト (MSFT)

株価変動: -3.79%
詳細: クラウド、ソフトウェア、AI分野の大手企業です。ルネサンス・マクロ・リサーチが、ソフトウェア株の最近の反発は長続きしないとの見方を示し、次の上昇局面ではマイクロソフト株を売るべきだと指摘しました。

スペースX (SPCX)

株価変動: -4.95%
詳細: ロケット開発とAI関連事業で注目される企業です。先週金曜日の取引開始以降、株価は連日急騰していましたが、この日は利益確定売りが出ました。今後、ロックアップ期間終了に伴う株式需給の変化も意識されており、株価は5%下落しました。

カーマックス (KMX)

株価変動: -8.98%
詳細: 米国の中古車販売大手です。第1四半期決算は市場予想を上回りましたが、投資家は同社の業績回復が本格化しているかについて慎重な見方を示しました。株価は9.0%下落しました。

カーバナ (CVNA)

株価変動: -10.25%
詳細: オンライン中古車販売を手がける企業です。中古車販売大手カーマックスの決算を受けて業界全体への警戒感が広がり、同社株にも売りが波及しました。S&P 500構成銘柄の中で最も大きく下落しています。

*過去記事 株価変動

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