2026年6月9日(火)の米国株式市場は、ナスダック総合指数が一時3.7%安まで急落した後、50日移動平均線付近で反発し、0.97%安で取引を終えました。S&P500は0.26%安、ダウ平均は0.17%高でした。大きな材料が乏しい中、CTAなどの機械的な売買やテクニカル分析に基づく取引が相場を大きく動かしたとみられます。金利見通しの変化を背景に、ハイテク株や金融株、ディフェンシブ株などの主導権が短期間で入れ替わる不安定な展開が続いています。
以下は、9日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。
ニューべレント(NUVL)
株価変動: +39.28%
詳細: がん治療薬の開発を手がけるバイオ医薬品企業です。英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)が、ニューべレントを106億ドルで買収することで合意したと発表し、株価が急騰しました。
ドラフトキングス(DKNG)
株価変動: +11.34%
詳細: スポーツベッティングやオンラインゲームを展開する企業です。予測市場サービス「DraftKings Predictions」の年率換算消費者取引高が前月比24%増の13億ドル、年率換算総取引高が34%増の31億ドルとなったことが好感されました。
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J.M.スマッカー(SJM)
株価変動: +10.44%
詳細: コーヒー、ジャム、ピーナツバター、ペットフードなどを展開する食品メーカーです。四半期決算が市場予想を上回ったことが好感され、株価が上昇しました。一方、会社側は今後1年間の売上減少を見込んでいます。
アプライド・デジタル(APLD)
株価変動: +2.36%
詳細: AI向けデータセンターの開発・運営を手がける企業です。大手クラウド事業者と新たなAIデータセンター施設について15年間の賃貸契約を締結したと発表しました。契約による最低売上は52億ドルで、更新された場合は30年間で最大127億ドルに達する可能性があります。
マイクロン・テクノロジー(MU)
株価変動: -1.41%
詳細: DRAMやNANDなどのメモリ半導体を手がける大手企業です。取引序盤には上昇したものの、AI・半導体株への売りが強まり、株価は下落に転じました。一時は大きく下落しましたが、最終的には小幅な低下となっています。UBSは今回のメモリ株下落を投資機会と評価し、買い判断と目標株価1,625ドルを維持しています。
ウェスタン・デジタル(WDC)
株価変動: -1.75%
詳細: ハードディスクドライブを中心とするデータ保存製品を手がける企業です。前日に反発していたAI関連株やストレージ関連株への売りが再び強まり、株価が下落しました。
インテル(INTC)
株価変動: -2.13%
詳細: CPUや半導体製造事業を展開する米国の大手半導体企業です。前日に11%を超える上昇を記録した反動から、利益確定売りが広がりました。半導体設計支援を手がけるケイデンス・デザイン・システムズとの提携拡大が発表されたものの、株価を支えるには至りませんでした。
アップル(AAPL)
株価変動: -3.64%
詳細: iPhoneやMacなどを展開する世界最大級のテクノロジー企業です。WWDCで発表したApple IntelligenceやSiriの新機能に対し、AIを売上につなげる具体策が不透明との見方が広がりました。競合する大規模言語モデルに比べてSiriの性能が劣るとの指摘もあり、株価が下落しました。
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ベイル・リゾーツ(MTN)
株価変動: -4.34%
詳細: 北米を中心にスキー場や山岳リゾートを運営する企業です。次の北米冬季シーズンに向けたスキーパス販売が減少していることを明らかにし、通期業績見通しを引き下げたため、株価が下落しました。
クアルコム(QCOM)
株価変動: -5.67%
詳細: スマートフォン向け半導体や通信技術を手がける企業です。前日に買い戻されていたAI・半導体関連株への売りが再び強まり、株価が大幅に下落しました。
マーベル・テクノロジー(MRVL)
株価変動: -7.61%
詳細: データセンター向け半導体やネットワーク用チップを手がける企業です。S&P 500への採用を受けて前日に9%を超える上昇を記録した反動から売りが優勢となり、株価が大幅に下落しました。
スーパー・マイクロ・コンピューター(SMCI)
株価変動: -7.62%
詳細: AIサーバーやデータセンター向けコンピューターシステムを手がける企業です。前日のAI関連株の反発が一服し、AIインフラ銘柄に売りが広がったことで、株価が大幅に下落しました。一時は10%を超える下落を記録しましたが、引けにかけて下げ幅を縮めています。
ルメンタム・ホールディングス(LITE)
株価変動: -8.22%
詳細: 光通信部品やレーザー製品を手がける企業です。AIデータセンター向け需要への期待から上昇してきた光通信関連株に利益確定売りが広がり、株価が大幅に下落しました。
ユナイテッド・ナチュラル・フーズ(UNFI)
株価変動: -10.28%
詳細: 自然食品やオーガニック食品を小売店に供給する食品卸売企業です。2026年度第3四半期決算は市場予想とほぼ同水準でしたが、通期利益見通しの予想範囲を縮小したことが警戒され、株価が下落しました。
コヒレント(COHR)
株価変動: -11.44%
詳細: 光通信部品、レーザー、半導体材料などを手がける企業です。AIデータセンター向け光通信需要への期待で上昇していた反動から売りが強まり、S&P 500の下落率上位となりました。
セイルポイント(SAIL)
株価変動: -11.48%
詳細: 企業向けのID管理・セキュリティソフトウェアを提供する企業です。2027年度第1四半期の調整後利益は市場予想を上回りましたが、年間経常売上の成長鈍化が懸念され、株価が大幅に下落しました。
*過去記事 株価変動
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