4月28日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2026年4月28日(火)の米国株式市場は、AI投資への懸念が広がり、ハイテク株中心に下落しました。ナスダック総合指数は0.9%安、S&P500種指数は0.5%安となり、前日に過去最高値を更新した反動も出ました。ダウ平均は31ドル安と小幅安でした。ウォール・ストリート・ジャーナルが、オープンAIの売上やユーザー数が目標未達と報じたことで、AI関連株に警戒感が広がり、半導体ETFも下落しました。市場では、翌日に予定されるアルファベット、メタ・プラットフォームズ、アマゾン・ドット・コム、マイクロソフトの決算で、AI投資継続への不安が和らぐかが注目されています。

以下は、28日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

センティーン(CNC)

株価変動: +13.95%
詳細: 医療保険を手がける企業です。第1四半期決算が市場予想を上回り、2026年通期の利益見通しも引き上げたことで買いを集めました。保険料率の引き上げが加入者数の減少を補ったことが好感され、S&P500種指数の中で最も大きく上昇しました。

レボリューション・メディシンズ(RVMD)

株価変動: +9.99%
詳細: がん治療薬の開発を手がけるバイオ医薬品企業です。競合のエラスカが発表した治験データに対して、自社の特許治療薬と「実質的に同等」と主張したことが材料視されました。エラスカ株が急落する一方、同社株は大きく上昇しました。

コカ・コーラ(KO)

株価変動: +3.86%
詳細: 世界的な飲料メーカーです。最新四半期決算で利益と売上が市場予想を上回りました。特に、ボトリング企業向けに販売する濃縮液やシロップなどの販売が好調で、濃縮液販売は8%増加しました。

ゼネラル・モーターズ(GM)

株価変動: +1.27%
詳細: 米国の大手自動車メーカーです。第1四半期決算は全体として堅調で、通期見通しも引き上げました。一方、米国内販売台数は62万6429台となり、前年同期比で9.7%減少しました。

ジェットブルー航空(JBLU)

株価変動: +1.73%
詳細: 米国の航空会社です。前日に6.2%下落した反動で一部買い戻されました。ただし、第1四半期は市場予想を上回る赤字となり、燃料価格の上昇に対応するため閑散期の輸送能力を削減する方針を示しています。

シェルウィン・ウィリアムズ(SHW)

株価変動: -3.52%

詳細: 塗料やコーティング材を手がける企業です。経営陣が第1四半期にDIY顧客の需要が引き続き弱かったと説明したことが嫌気されました。CEOは、多くの最終市場で今年はほとんど回復が見込めないとの見方を示しました。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)

株価変動: -3.37%

詳細: CPUやGPUを手がける半導体メーカーです。オープンAIが新規ユーザー数や売上の社内目標を達成できていないと報じられたことで、AI需要の減速懸念が広がりました。AI関連半導体株への売りが強まり、同社株も下落しました。
*関連記事「AI半導体市場の「踊り場」:オープンAIの成長鈍化報道から読み解くリスクと好機

ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)

株価変動: -3.97%

詳細: 米国の大手物流企業です。投資家は事業再編の進展を見極めようとしています。同社はアマゾン向け事業の約半分を段階的に縮小し、数万人規模の人員削減を含む長期的な再編の最終段階にあると説明しました。

オラクル(ORCL)

株価変動: -4.05%

詳細: データベースやクラウドサービスを手がける企業です。オープンAIとの関係が注目される中、同社株は下落しました。オープンAIがユーザー数や売上の社内目標を下回っていると報じられ、同社が大規模な支出約束を履行できるかへの懸念が広がりました。
*関連記事「オープンAIのIPOに暗雲?巨大テック企業のAI投資が直面する「真実の瞬間」

ブロードコム(AVGO)

株価変動: -4.39%

詳細: 半導体やインフラソフトウェアを手がける企業です。オープンAIに関する報道をきっかけに、AI関連需要の減速懸念が半導体株全体に波及しました。AI関連銘柄への売りが強まり、同社株も大きく下落しました。
*関連記事「AI半導体市場の「踊り場」:オープンAIの成長鈍化報道から読み解くリスクと好機

コアウィーブ(CRWV)

株価変動: -5.79%

詳細: AI向けクラウドインフラを提供する企業です。オープンAIとの関係が注目される中、同社株は下落しました。オープンAIの成長目標未達報道により、AIインフラ投資の持続性に対する不安が高まりました。
*関連記事「オープンAIのIPOに暗雲?巨大テック企業のAI投資が直面する「真実の瞬間」

コーニング(GLW)

株価変動: -8.90%

詳細: ガラス素材や光ファイバーを手がける企業です。第1四半期利益は市場予想を上回りましたが、第2四半期見通しが投資家の期待に届きませんでした。2026年に入って株価が大きく上昇していたこともあり、利益確定売りが広がりました。

ベッド・バス・アンド・ビヨンド(BBBY)

株価変動: -11.24%

詳細: 家庭用品小売を手がける企業です。第1四半期の赤字は前年同期より縮小し、売上も市場予想を上回りました。19四半期ぶりに大きな売上成長を記録したものの、株価は材料出尽くし感から下落しました。

ランバス(RMBS)

株価変動: -21.17%

詳細: 半導体関連技術を手がける企業です。四半期決算はアナリスト予想とほぼ一致しましたが、直近の株価上昇を維持するには材料不足と受け止められました。第2四半期売上見通しは1億9900万ドルで、市場予想をわずかに上回る水準にとどまりました。

エラスカ(ERAS)

株価変動: -48.30%

詳細: がん治療薬の開発を手がけるバイオ医薬品企業です。実験的ながん治療薬の第1相試験で前向きなデータを発表したものの、患者死亡や競合薬との比較が重荷となりました。さらに、レボリューション・メディシンズが同社の治験薬について自社の特許治療薬と実質的に同等だと主張したことも嫌気され、株価は急落しました。

*過去記事 株価変動

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