2026年4月27日(月)の米国株式市場は、S&P500種指数が0.1%高、ナスダック総合指数が0.2%高となり、ともに小幅ながら過去最高値を更新しました。一方、ダウ平均は63ドル安と小反落しました。週内にマグニフィセント・セブン5社の決算を控え、大型ハイテク株への買いが相場を支えました。エヌビディアはAI投資拡大への期待から4.0%上昇しましたが、半導体株全体はまちまちで、PHLX半導体株指数は18日続伸で止まりました。今週は企業決算に加え、FOMCや物価指標、米国とイランの動向、原油高も注目材料です。
以下は、27日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。
Xエナジー(XE)
株価変動: +23.22%
詳細: アマゾンが支援する次世代原子炉開発企業です。前週金曜日のナスダック上場初日に27%上昇した流れが続き、引き続き買いを集めました。
オルガノン(OGN)
株価変動: +16.87%
詳細: 女性向けヘルスケアを中心とする医薬品会社です。インドのサン・ファーマシューティカル・インダストリーズが、同社を1株14ドルの全額現金取引で買収することで合意したため、株価が大きく上昇しました。企業価値は117億5000万ドルとされています。
サンディスク(SNDK)
株価変動: +8.11%
詳細: メモリ関連の半導体企業です。メリウス・リサーチが同社の投資判断を「買い」で新規に開始し、2年後の目標株価を1,350ドルに設定したことが材料視されました。AIブームにより、メモリ需要が10年末まで強く続くとの見方が示されています。
*関連記事「「循環株」から「AIインフラ株」へ:マイクロンとサンディスクの驚異的な上昇が示唆する新時代の幕開け」
マイクロン・テクノロジー(MU)
株価変動: +5.60%
詳細: DRAMやNAND型フラッシュメモリを手がける大手半導体企業です。メリウス・リサーチが投資判断を「買い」で新規に開始し、2年後の目標株価を700ドルに設定したことで上昇しました。AIインフラ投資の拡大が、メモリ需要を長期的に押し上げるとの期待が背景にあります。
*関連記事「「循環株」から「AIインフラ株」へ:マイクロンとサンディスクの驚異的な上昇が示唆する新時代の幕開け」
エヌビディア(NVDA)
株価変動: +4.01%
詳細: AI半導体を代表する大手チップメーカーです。株価は216.61ドルまで上昇し、終値ベースで過去最高値を更新しました。前週金曜日にも4.3%上昇しており、半導体セクター全体への期待が続く中で買いが入りました。
インテル(INTC)
株価変動: +2.93%
詳細: 半導体大手です。前週金曜日に第1四半期決算を受けて24%急騰し、2000年8月以来の高値をつけた流れが続きました。今回も上昇し、直近の強いラリーを延長しました。
ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)
株価変動: +1.55%
詳細: 米国の大手通信会社です。第1四半期決算が堅調で、通期見通しを引き上げたことが好感されました。通信業界にとって通常は厳しい時期とされる中で、加入者数を増やした点も評価されました。
クアルコム(QCOM)
株価変動: +0.95%
詳細: スマートフォン向け半導体などを手がける企業です。サプライチェーンアナリストのミンチー・クオ氏が、オープンAIが同社とスマートフォン向けプロセッサーを開発しており、2028年の量産を予定していると述べたことで買われました。ただし、序盤の上昇幅は縮小しました。
アップル(AAPL)
株価変動: -1.27%
詳細: iPhoneを展開する大手テクノロジー企業です。オープンAIがクアルコムとスマートフォン向けプロセッサーを開発しているとの見方が伝わった一方、アップル株は下落しました。
GEベルノバ(GEV)
株価変動: -2.52%
詳細: 発電設備や電力インフラを手がける企業です。BNPパリバが同社の投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に引き下げ、目標株価を1,190ドルとしたことで売られました。
エイビス・バジェット・グループ(CAR)
株価変動: -8.30%
詳細: レンタカー大手です。2026年に注目されたショートスクイーズ銘柄として、3月末から株価が400%以上上昇していましたが、先週から急落しています。株式発行により需給逼迫が和らぐとの見方が売り材料となりました。
ドミノ・ピザ(DPZ)
株価変動: -8.90%
詳細: ピザチェーン大手です。第1四半期決算で利益が減少したことが嫌気されました。中国関連投資に伴う税引き前の未実現損失が響いたほか、米国内の既存店売上は伸びたものの、海外の既存店売上は0.4%減少しました。
POETテクノロジーズ(POET)
株価変動: -47.35%
詳細: AIデータセンター向け光通信技術「オプティカル・インターポーザー」を手がける企業です。4月23日にマーベル・テクノロジーが、POET側の機密保持違反を理由に、POETおよびセレスティアルAIとのすべての購入注文をキャンセルしたことが明らかになり、株価は急落しました。キャンセル通知を受けた後も4月24日にはこの事実が公表されず、同日に株価が29%上昇していた点も、情報開示の遅れとして投資家の不信感を強めました。
*関連記事「POET株48%暴落の衝撃 AI光通信銘柄に何が起きたのか」
*過去記事 株価変動
🎧この記事は音声でもお楽しみいただけます。AIホストによる会話形式で、わかりやすく、さらに深く解説しています。ぜひご活用ください👇