2月13日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2026年2月13日(金)の米国株式市場は、ナスダック総合指数が0.2%下落し、5週連続の下落となりました。消費者物価指数は予想を下回り一時は上昇したものの、買いは続かず主要指数は方向感に欠ける展開となりました。AI関連への巨額投資を進めるテクノロジー株への売りが続く一方、AIによる産業破壊への懸念から幅広い業種で不安心理が広がりました。ただし長期的にはAIが多くの産業の成長要因になるとの見方もあり、市場では強気相場が一時停止し、テーマ主導の不安定な局面に入ったとの指摘が出ています。

以下は、13日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

トライ・ポイント・ホームズ (TPH)

株価変動: +26.80%
詳細: 米国の住宅建設会社。住友林業による約45億ドルでの買収合意が発表され、買収価格にサヤ寄せする形で株価が急騰しました。主に米国西部や南部で戸建て住宅の開発・販売を行っています。

リビアン・オートモーティブ (RIVN)

株価変動: +26.64%
詳細: 電気自動車(EV)の開発・製造を行う米国メーカー。第4四半期に1億2000万ドルの粗利益を計上し、市場予想の損益分岐を上回ったことが評価され株価が上昇しました。商用EVやSUVを中心に事業を展開しています。

コインベース・グローバル (COIN)

株価変動: +16.46%
詳細: 米国最大級の暗号資産取引所を運営する企業。決算は売上未達で赤字転落となったものの、ビットコイン価格の反発により暗号資産関連株全体が買われ、株価は大きく上昇しました。個人・機関投資家向けに暗号資産取引サービスを提供しています。

ファストリー (FSLY)

株価変動: +13.84%
詳細: エッジクラウドおよびコンテンツ配信ネットワーク(CDN)を提供するITインフラ企業。前日の決算発表後に72%上昇した流れを引き継ぎ、AI関連トラフィック増加への期待と強い業績見通しが評価され買いが続きました。

インスタカート(マップルベア) (CART)

株価変動: +9.21%
詳細: 食料品配送プラットフォームを展開する企業。第4四半期の売上と調整後利益が市場予想を上回り、今四半期の利益見通しも好感され株価が上昇しました。小売業者と消費者をつなぐオンライン配送サービスを提供しています。

ストラテジー (MSTR)

株価変動: +8.85%
詳細: ビットコインを大量保有することで知られる企業。暗号資産価格の回復に伴い、ビットコイン関連銘柄として買いが入り株価が上昇しました。

ロク (ROKU)

株価変動: +8.60%
詳細: ストリーミング端末および広告プラットフォームを提供する企業。第4四半期決算が市場予想を上回り、強い通期見通しが評価されました。テレビ向けOSと広告収益を主軸とするビジネスモデルを展開しています。

アプライド・マテリアルズ (AMAT)

株価変動: +8.08%
詳細: 半導体製造装置を手掛ける世界最大級の企業。第1四半期決算で売上・利益が市場予想を上回り、今四半期の強い見通しを示したことが好感されました。半導体製造工程に必要な装置や材料を提供しています。
*関連記事「AI半導体の真の主役は製造装置か?アプライド・マテリアルズの決算から見る2026年への展望

ロビンフッド・マーケッツ (HOOD)

株価変動: +6.82%
詳細: 個人投資家向けの株式および暗号資産取引アプリを提供する金融プラットフォーム企業。ビットコイン価格の反発により暗号資産関連銘柄に資金が流入し、株価が上昇しました。

モデルナ (MRNA)

株価変動: +5.29%
詳細: mRNA技術を活用したワクチン開発を行うバイオ医薬品企業。第4四半期は赤字でしたが、損失幅が市場予想を下回ったことが好感され株価が上昇しました。

アリスタ・ネットワークス (ANET)

株価変動: +4.79%
詳細: データセンター向け高速ネットワーク機器を提供する企業。第4四半期の売上と利益が市場予想を上回り、メモリ価格上昇による利益率低下懸念が後退したことで株価が上昇しました。
*関連記事「AIインフラの真の勝者は?アリスタが決算で見せたシスコを圧倒する実力

エアビーアンドビー (ABNB)

株価変動: +4.65%
詳細: 民泊仲介プラットフォームを運営する旅行関連企業。利益は市場予想を下回ったものの、今四半期の売上見通しが市場予想を上回ったことが評価され株価が上昇しました。

アドバンス・オート・パーツ (AAP)

株価変動: +1.08%
詳細: 自動車部品の小売チェーンを展開する企業。第4四半期の調整後利益が市場予想を大きく上回り、売上も予想を上回ったことが好感されました。

ニューコア (NUE)

株価変動: -2.96%
詳細: 米国最大級の鉄鋼メーカー。関税政策変更による鋼材価格への影響が懸念され、鉄鋼セクター全体の下落に連動しました。

リライアンス (RS)

株価変動: -3.60%
詳細: 金属流通および加工サービスを手掛ける企業。鉄鋼・アルミ関税の一部緩和報道を受け、鉄鋼価格の下落懸念から関連銘柄が売られました。

クリーブランド・クリフス (CLF)

株価変動: -3.53%
詳細: 鉄鋼および鉄鉱石生産を手掛ける企業。鉄鋼関税の見直し報道を背景に、価格環境悪化への警戒感から株価が下落しました。

スチール・ダイナミクス (STLD)

株価変動: -3.92%
詳細: 米国の鉄鋼メーカー。鉄鋼・アルミニウム関税の一部引き下げ観測により、業界全体の収益性低下懸念が意識され売りが入りました。

エクスペディア・グループ (EXPE)

株価変動: -6.41%
詳細: オンライン旅行予約サービスを展開する企業。決算は市場予想を上回ったものの、AIによるサービス業への影響懸念が投資家心理を冷やし株価が下落しました。

ドラフトキングス (DKNG)

株価変動: -13.51%
詳細: スポーツベッティングおよびオンラインギャンブルサービスを提供する企業。第4四半期決算が市場予想を下回り、2026年の売上見通しも弱かったことから株価が大きく下落しました。

ピンタレスト (PINS)

株価変動: -16.83%
詳細: 画像共有型SNSを運営するソーシャルメディア企業。売上が市場予想を下回り、さらに第1四半期の成長鈍化見通しが嫌気され株価が急落しました。

*過去記事 株価変動

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