2025年12月29日(月)の米国株式市場は、年末のサンタクロース・ラリーの上昇分を失い、リスク回避姿勢が鮮明になりました。ナスダックは0.5%安、S&P500は0.4%安、ダウは260ドル下落しました。低ボラティリティETFや債券が買われ、金利は低下。一方、銀は一時高値から8.7%急落、金も4.5%下落し、素材株やエヌビディア、パランティアなどの成長株が売られました。S&P500は12月23日の水準を下回り、年末年始の上昇局面が3年連続で不調となる可能性が意識されています。
以下は、29日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。
プラクシス・プレシジョン・メディシンズ(PRAX)
株価変動: +13.25%
詳細: 遺伝性神経疾患を中心に創薬を行うバイオ医薬品企業です。本態性振戦向け治療薬候補がFDAからブレークスルー・セラピー指定を受け、開発と承認プロセスの加速期待から株価が急騰しました。
デジタルブリッジ・グループ(DBRG)
株価変動: +9.63%
詳細: データセンターや通信インフラなどデジタル資産への投資・運営を行う企業です。ソフトバンクグループが総額約40億ドルで買収すると発表し、買収プレミアムを織り込む買いが入りました。
エヌビディア(NVDA)
株価変動: -1.21%
詳細: AI向け半導体で圧倒的な存在感を持つ半導体メーカーです。前週の上昇後の利益確定売りと、ハイテク株全体の調整に連動しました。
フリーポート・マクモラン(FCX)
株価変動: -2.94%
詳細: 銅と金を主力とする世界有数の資源会社です。銀価格が一時最高値を付けた後に急落し、資源関連株全体が軟調となりました。
テスラ(TSLA)
株価変動: -3.27%
詳細: 電気自動車と自動運転技術を軸に事業を展開する企業です。ロボタクシー事業への期待は続くものの、市場全体のリスク回避姿勢から調整しました。
ニューモント(NEM)
株価変動: -5.64%
詳細: 世界最大の金鉱山会社です。金先物価格が4%超下落したことを受け、貴金属価格に連動する形で売られました。
ウルトラジェニクス・ファーマシューティカル(RARE)
株価変動: -42.32%
詳細: 希少疾患向け治療薬を開発するバイオ医薬品企業です。骨形成不全症治療薬の第3相試験が主要評価項目を達成できず、失望売りが広がりました。
メレオ・バイオファーマ(MREO)
株価変動: -87.65%
詳細: 英国を拠点とする希少疾患向け医薬品開発企業です。共同開発中の治療薬が第3相試験で失敗し、事業の先行き不透明感が一気に高まりました。
*過去記事 株価変動
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