12月12日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2025年12月12日(金)の米国株式市場は、AI関連株への投資を見直す動きが強まり、主要指数がそろって下落しました。ダウ平均は246ドル安(0.5%安)、S&P500は1.1%安、ナスダック総合は1.7%安と、ハイテク株主導で売りが拡大しました。S&P500とナスダックはいずれも、2週連続の上昇を経て週間ベースでも下落に転じています。先行き不透明感が強まる中、投資家はリスクを抑える姿勢を強め、市場全体に調整色が広がりました。

以下は、12日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

キャノピー・グロース (CGC)

株価変動: +53.98%
詳細: 大麻関連企業です。2026年初めに米連邦レベルで規制が緩和される可能性があるとの報道を受け、投機的な買いが集まり急騰しました。

ティルレイ・ブランズ (TLRY)

株価変動: +44.13%
詳細: 大麻関連企業です。米政府が大麻規制を見直す可能性があるとの観測が広がり、セクター全体が買われました。

ルルレモン・アスレティカ (LULU)

株価変動: +9.60%
詳細: 高価格帯スポーツウェアを展開するアパレル企業です。第3四半期の売上・利益が市場予想を上回ったことが評価され、株価が上昇しました。

クアネックス・ビルディング・プロダクツ (NX)

株価変動: +9.55%
詳細: 建材や住宅関連部材を手がける中小型製造企業です。第4四半期に黒字転換したことが好感されました。

RH (RH)

株価変動: +5.67%
詳細: 高級家具・インテリアを販売する企業です。利益は予想未達でしたが、売上が市場予想を上回ったことで上昇しました。

ブリストル・マイヤーズ スクイブ (BMY)

株価変動: +2.36%
詳細: 医薬品大手です。証券会社による投資判断引き上げを受け、2026年に向けた成長期待が意識されました。

コストコ・ホールセール (COST)

株価変動: 0.00%
詳細: 会員制倉庫型小売を展開する企業です。決算は堅調だったものの、さらなる好材料を期待していた投資家心理から株価は横ばいでした。


オラクル (ORCL)

株価変動: -4.47%
詳細: データベースおよびクラウドサービス大手です。設備投資の増加やガイダンス未達、債務規模への懸念が重しとなりました。
*関連記事「オラクルの「AI一点張り」は吉と出るか?急騰するリスク指標が語る未来

ブロードコム (AVGO)

株価変動: -11.43%
詳細: 半導体大手です。決算は予想を上回ったものの、主要顧客への依存や将来の売上成長、利益率への不安が強まり急落しました。
*関連記事「ブロードコム急落の謎を紐解く:市場の「誤解」と隠された強気シナリオ

ネットスコープ (NTSK)

株価変動: -11.83%
詳細: クラウド型セキュリティ(SASE)を提供する企業です。決算内容は概ね良好でしたが、材料出尽くし感から売りが優勢となりました。

フェルミ (FRMI)

株価変動: -33.84%
詳細: エネルギーおよびデータセンター向けインフラ企業です。主要テナントからの1.5億ドルの建設資金コミットメント喪失を受け、信頼低下から過去最悪水準の下落となりました。

*過去記事 株価変動

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