時間外で15%急騰!クレド・テクノロジーが決算で証明した「AI接続リーダー」の実力

  • 2025年12月2日
  • 2025年12月2日
  • BS余話

当ブログでは9月以降、AIインフラの隠れた本命としてクレド・テクノロジー(CRDO)に注目し続けてきました。特に9月8日の記事では「AIインターコネクトのリーダー」としての優位性を、直近の11月25日の記事では2025年の成長見通しについて触れてきましたが、12月1日に発表された決算はその期待を大きく上回るものでした。

通常取引では3.6%下落していましたが、引け後の決算発表を受けて時間外取引で15%もの急騰を見せています。

これまで当ブログでお伝えしてきた投資シナリオが、12月1日に発表された決算でどのように裏付けられたのか、事実情報を基に解説します。

1. 「AIブーム」が確実な「実需」へ変わった瞬間

9月4日5日の記事でもAIブームによる恩恵について分析しましたが、12月1日に発表された決算の数値はその勢いが加速していることを証明しています。

  • 売上高:市場予想2億3500万ドルに対し、結果は2億6800万ドル
  • 成長率:前年同期比272%増

売上が前年比で約3.7倍という驚異的な伸びを記録しました。これは11月25日の記事で考察した成長見通しさえも保守的に見えてしまうほどの数字です。ビル・ブレンナンCEOが「同社史上最高の四半期結果」と述べた通り、世界的なAIデータセンターの構築ラッシュにおいて、同社の接続ソリューションが不可欠なピースとして爆発的に採用されている状況が浮き彫りになりました。

2. 売上規模の拡大が「利益」に直結するステージへ

以前の記事では、技術力だけでなく収益化の能力にも注目してきましたが、今回の決算ではその点でも大きな進展が見られます。

  • EPS(1株当たり利益):市場予想0.50ドルに対し、結果は0.67ドル

売上の伸びに伴い、利益もしっかりと積み上がっています。これは単なるテーマ株としての期待だけでなく、事業としての足腰が強固になっている証拠と言えます。AIインフラへの投資は巨額ですが、そこで確実にキャッシュを稼ぎ出す体質へと変化しており、9月時点で指摘した「成長株」としてのポテンシャルが現実のものとなりつつあります。

3. ガイダンスが示唆する「リーダー」としての自信

9月8日の記事で同社を「インターコネクトのリーダー」と位置付けましたが、会社側が示した今後の見通しは、その地位をより盤石にするものです。

  • Q3売上高予想:3億3500万ドル ~ 3億4500万ドル
  • 成長率見通し:前年同期比152%増(中間値ベース)

第2四半期の2億6800万ドルから、次の四半期ではさらに一段階上の売上規模を見込んでいます。前年比の伸び率という数値面では落ち着くように見えますが、四半期ごとの絶対額の積み上げペースは依然として高水準です。これはAIサーバー間の接続需要が衰えるどころか、むしろ拡大の一途をたどっていることを示唆しています。

結論:継続ウォッチの重要性が証明された決算

12月1日に発表された決算は、9月から当ブログで追いかけてきた「クレド・テクノロジーこそがAIインフラの重要銘柄である」という見立てを強力にサポートする結果となりました。

通常取引での下落を一瞬で帳消しにした株価の反応は、市場がクレド・テクノロジーの「実数値」を評価し直した結果と言えます。半導体そのものだけでなく、それをつなぐ「接続性」の分野で同社がリーダーシップを発揮し続けていることは明らかです。今後も引き続き、同社の動向を注視していく価値は高いと判断します。


情報ソース: The Motley Fool: “Why Credo Technology Stock Is Soaring in After-Hours Trading” (Scott Levine, Dec 2, 2025)

※本記事は情報の提供を目的としており、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資は自己責任で行ってください。

🎧この記事は音声でもお楽しみいただけます。AIホストによる会話形式で、わかりやすく、さらに深く解説しています。ぜひご活用ください👇


最新情報をチェックしよう!