11月3日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2025年11月3日(月)の米国株式市場はAI関連株が支えとなり、S&P500は0.2%上昇、ナスダックは0.5%上昇しました。一方、ダウは0.5%下落し、素材・通信・不動産セクターが軟調でした。政府閉鎖は34日目に突入し、2019年以来最長に迫っています。

以下は、3日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

サイファー・マイニング (CIFR)

株価変動: +22.04%
詳細: ビットコインのマイニング用データセンターを開発する企業です。第3四半期の赤字が予想を下回り、さらにアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)向けにAIデータセンターを提供する55億ドル規模の契約を発表したことで株価は急騰しました。

アイデックス・ラボラトリーズ (IDXX)

株価変動: +14.84%
詳細: 獣医向け診断機器や検査サービスを提供する米国企業です。第3四半期決算が市場予想を上回り、通期見通しを上方修正したことで株価は大きく上昇しました。

ケンビュー (KVUE)

株価変動: +12.32%
詳細: タイレノールなどの医薬品を製造するヘルスケア企業です。キンバリー・クラークによる約487億ドルの買収発表を受けて株価が急騰しました。買収価格は1株あたり21.01ドルに設定されています。

IREN (IREN)

株価変動: +11.52%
詳細: データセンターと再生可能エネルギーを活用したGPUクラウドサービスを展開する企業です。マイクロソフトと複数年にわたるGPUクラウド契約を締結し、契約総額は約97億ドルに達しました。AIインフラ関連銘柄として注目を集めました。

アマゾン (AMZN)

株価変動: +4.00%
詳細: 世界最大のEC・クラウド企業で、AIや物流分野にも注力しています。AWSがオープンAI向けにAIワークロード用インフラを提供する7年間・380億ドル規模の契約を締結したことが好感されました。
*関連記事「AWSがChatGPTを支える!アマゾン×オープンAIの巨大提携

パランティア・テクノロジーズ (PLTR)

株価変動: +3.35%
詳細: データ分析ソフトウェアを提供する企業で、政府機関や民間企業のAI活用を支援しています。決算発表を控え、AI事業の成長期待から株価は上昇しました。

テスラ (TSLA)

株価変動: +2.59%
詳細: 電気自動車(EV)メーカーで、エネルギー貯蔵や自動運転技術でも知られています。中国販売が減少する中でも株価は上昇し、CEOイーロン・マスク氏への新たな報酬パッケージ投票を控えて注目が集まりました。

ニオ (NIO)

株価変動: +2.34%
詳細: 中国のEVメーカーで、高級電動SUVやセダンを製造しています。10月の納車台数が前年同期比93%増の4万397台と過去最高を記録し、投資家の信頼を高めました。

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ (AMD)

株価変動: +1.38%
詳細: CPU・GPUを設計・製造する半導体企業です。AIチップ関連需要への期待が高まり買いが入りました。10月はS&P500で最も上昇した銘柄で、月間上昇率は26%と2001年以来の好成績でした。

オン・セミコンダクター (ON)

株価変動: +0.76%
詳細: パワー半導体や車載用チップを手掛ける米国企業です。第3四半期決算が市場予想を上回り、AI関連の需要拡大を背景に堅調な推移を見せました。

キンバリー・クラーク (KMB)

株価変動: -14.57%
詳細: 日用品メーカーで、クリーンティッシュやハギーズなどを展開しています。ケンビューの買収発表により財務負担が懸念され、株価は大幅下落しました。

ユニキュア (QURE)

株価変動: -49.34%
詳細: オランダのバイオテクノロジー企業で、遺伝子治療薬の開発を手掛けています。ハンチントン病治療薬「AMT-130」がFDAから申請データ不十分と判断され、大幅下落しました。

*過去記事 株価変動

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