フェルミ株が連騰!AIインフラ新興企業の正体とは?

  • 2025年10月2日
  • 2025年10月2日
  • BS余話

米テキサス州を拠点とするスタートアップ「フェルミ(FRMI)」が、株式公開後2日連続で株価を大きく上昇させています。上場初日は55%の急騰、そして2日目の10月2日のプレマーケットではさらに14%上昇し、37ドル台に達しました。

フェルミの会社概要

フェルミは、2025年1月に設立されたばかりのインフラ系スタートアップです。元米国エネルギー長官リック・ペリー氏が共同創業者に名を連ねており、AI向けハイパースケールデータセンターを自社で建設・運営するという大胆な構想を掲げています。

本社はテキサス州アマリロ近郊にあり、原子力・天然ガス・太陽光を組み合わせた独自の電源構成で、電力からデータセンター運営までを一体で手がけることを目指しています。現時点ではまだ収益を上げていないものの、IPOで約6億8,000万ドルを調達し、ロンドン証券取引所への重複上場も予定されています。

世界最大のデータセンター建設を計画

フェルミは、テキサス州パンハンドル地方に保有する広大な敷地に、世界最大級のAIデータセンターを建設することを目指しています。電力供給は原子力、天然ガス、太陽光などの複合エネルギーでまかなう計画であり、2040年代にはニューヨーク市全体の電力供給量の2倍以上を生み出す可能性があるとCEOのトビー・ノイゲバウアー氏は語っています。

IPO後も投資家の注目を集めるフェルミ株

AI向けインフラやデータセンター開発への関心が高まる中、フェルミのような新興企業が投資家から強い支持を得ている点は、今後の市場トレンドを占う上でも重要なシグナルといえそうです。


🎧この記事は音声でもお楽しみいただけます。AIホストによる会話形式で、わかりやすく、さらに深く解説しています。ぜひご活用ください👇

最新情報をチェックしよう!