エヌビディアがインテルに50億ドル出資!半導体業界の勢力図が変わる

2025年9月18日、インテル(INTC)の株価が市場前取引で急騰しました。背景には、エヌビディア(NVDA)との大規模な協業と出資の発表があります。エヌビディアは、インテルの株式に50億ドルを投資する計画を明らかにしました。

カスタムチップの共同設計・製造へ

両社は、複数世代にわたるカスタムチップを共同で設計・製造するパートナーシップを締結。対象はデータセンターおよびパーソナルコンピュータで使われるプロセッサです。エヌビディアはこの提携により、自社のAIおよびアクセラレーテッド・コンピューティング技術と、インテルのCPUおよびx86エコシステムの融合を図るとしています。

NVLinkによる接続技術の活用

この協業では、エヌビディアのインターコネクト技術「NVLink」が中心的な役割を果たします。NVLinkは複数のGPUやCPU間の高速・低遅延な通信を実現し、大規模なAIやHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)に必要なスケーラビリティを提供します。

株価はどう反応したか?

この発表を受け、インテルの株価は一時30%近く上昇し、エヌビディアの株価も約3%の上昇となりました。これは、8月にインテルが米政府に10%の株式を売却したことに続く朗報であり、インテル株主にとっては連続するポジティブ材料となっています。

CEOのコメントも話題に

エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは、「この歴史的なコラボレーションは、2つの世界クラスのプラットフォームを融合させるものだ」とコメントしています。AIブームが加速する中、ライバルである両社の戦略的協業は業界にとっても画期的な展開といえるでしょう。

🎧この記事は音声でもお楽しみいただけます。AIホストによる会話形式で、わかりやすく、さらに深く解説しています。ぜひご活用ください👇

最新情報をチェックしよう!