iPhone 17の初期需要が好調、アップル株が上昇

アップル(AAPL)の株価が、iPhone 17シリーズの発売後に上昇しています。2025年9月9日に発表された新モデルへの初期需要の強さが好感され、9月15日のプレマーケットで株価は1%高の236.51ドルをつけました。

注目は「iPhone 17」と「iPhone Air」

J.P.モルガンのアナリスト、サミック・チャタジー氏によると、米国、中国、ドイツ、英国など主要市場における出荷までのリードタイム(納期)は、前年のiPhone 16シリーズよりも長めとなっており、需要の強さを示していると分析しています。特に、ベースモデルのiPhone 17と、新たに追加された薄型の「iPhone Air」が人気です。

「iPhone Air」はミッドレンジの「Plus」モデルに代わる形で登場し、価格は999ドルから。デザイン性の高さが特徴ですが、中国市場では当局の認可待ちのため発売が遅れています。

在庫がある=人気がない? とは限らない

アップルのサプライチェーンに詳しい台湾のTFインターナショナル・セキュリティーズのアナリスト、ミンチー・クオ氏は、「発売当初にiPhone Airの在庫があることは、一見すると需要が弱いように見えるが、アップルが今年はこのモデルの生産量を増やしている可能性もあり、短期的な比較だけでは判断できない」と指摘しています。

また、クオ氏は、「iPhone 17シリーズの好調な予約状況は、アップルの第3四半期業績を下支えする可能性があるが、サプライヤー株にはそれほどの恩恵がないかもしれない」とも述べています。投資家はすでに来年以降の「革新的な製品サイクル」、特にAI機能や折りたたみデバイスの登場に注目しているからです。

来年のAI搭載&折りたたみiPhoneに注目

アップルは2026年に、AI機能を大幅に強化したiPhoneや、初の折りたたみ型デバイスを投入すると見られています。今回のiPhone 17シリーズの売れ行きが堅調でも、マーケットの本命はあくまで“次のiPhone”といえる状況です。

*過去記事はこちら アップル AAPL

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