9月12日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

2025年9月12日(金)の米国株式市場は、まちまちの展開となり、S&P500は0.1%下落して4日続伸から反落しました。一方、ナスダック総合指数は0.4%上昇し、5日続伸で過去最高値を更新しました。

以下は、12日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

イオンキュー (IONQ)

株価変動: +18.19%
詳細: イオンキューは、量子コンピューティング技術を開発する米国企業です。同社は英国スタートアップのOxford Ionics買収において、英国政府の投資安全保障部門から承認を獲得。この承認により、イオンキューの国際展開と量子分野での成長が期待され、株価は大きく上昇しました。

ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリー (WBD)

株価変動: +16.70%
詳細: ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリーは、映画・テレビ・ストリーミング事業を展開する米国の大手メディア企業です。報道によると、パラマウント・スカイダンスが同社の全株式取得を目指す買収案を準備中であり、エリソン家の支援もあるとのことで、買収期待から株価が急騰しました。
*関連記事「ワーナー・ブラザース株が急騰!パラマウント買収報道で市場が沸騰

ジェミニ・スペース・ステーション(GEMI)

株価変動: +14.29%
詳細: ジェミニ・スペース・ステーションは、仮想通貨ブローカー事業を展開する米国企業で、ウィンクルボス兄弟が共同創業者です。IPO初日の初値は公開価格を32%上回る37.01ドルでスタートし、暗号資産業界への投資家の関心の高さを反映しました。
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パラマウント・スカイダンス (PSKY)

株価変動: +7.62%
詳細: パラマウント・スカイダンスは、映画制作・配信を行う米国のメディア企業です。ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリーの買収案を準備中と報じられ、戦略的動きへの期待から株価が上昇。52週高値を更新しました。
*関連記事「ワーナー・ブラザース株が急騰!パラマウント買収報道で市場が沸騰

テスラ (TSLA)

株価変動: +7.36%
詳細: テスラは、電気自動車(EV)およびエネルギー関連製品を手掛ける米国の大手EVメーカーです。米インフレ指標が市場予想通りであったことから、金利低下への期待が高まり、ローン利用が多い自動車業界にとって追い風となり、株価が上昇しました。

スーパー・マイクロ・コンピュータ (SMCI)

株価変動: +2.39%
詳細: スーパー・マイクロ・コンピュータは、サーバーおよびAI向けコンピューティングソリューションを提供する米国企業です。同社はエヌビディアの最新AIチップ「Blackwell Ultra」を搭載したシステムの世界出荷を開始し、AIインフラ市場の成長が期待されました。
*関連記事「スーパーマイクロ株が再び上昇、エヌビディアの最新製品出荷が追い風に

マイクロソフト (MSFT)

株価変動: +1.77%
詳細: マイクロソフトは、ソフトウェア・クラウド・AI分野で世界をリードする米国のIT企業です。オープンAIとの提携延長に合意したことが報じられ、AI事業における中核的立場の強化が評価されました。
*関連記事「オープンAIの構造改革、マイクロソフトが握る最終判断

モデルナ (MRNA)

株価変動: -7.40%
詳細: モデルナは、mRNA技術を用いたワクチン開発で知られる米国のバイオテクノロジー企業です。報道によれば、CDCの諮問委員会で同社のCOVID-19ワクチンと児童死亡の関連が議論される可能性があり、安全性懸念が広がったことから株価は大きく下落しました。

*過去記事 株価変動

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