2025年ゲーム市場の勝者はEAか?『バトルフィールド6』に熱視線

  • 2025年8月14日
  • 2025年8月14日
  • BS余話

2025年はゲーム業界にとって重要な年となっており、その中でもエレクトロニック・アーツ(EA)が発売予定の『バトルフィールド6』が大きな注目を集めています。バロンズによると、この新作は10月初旬の発売が予定されており、ライバルの『コール オブ デューティ』に真っ向から挑む作品です。

コンソール市場の盛り上がりとEAの好機

今年、任天堂は6月に発売したSwitch 2が史上最速の販売記録を樹立し、株価は米国市場で年初来64%上昇しました。ソニーもプレイステーション5の好調な販売により、株価が過去数十年で最高水準に到達しています。一方、『コール オブ デューティ』シリーズは革新性の欠如や課金要素への不満が指摘されており、EAにとっては市場シェアを奪う絶好のチャンスです。

『バトルフィールド6』ベータ版の高評価

EAは8月にPC、PS5、Xbox向けに『バトルフィールド6』のオープンベータを実施しました。参加者数はSteamだけで50万人以上に達し、同時接続プレイヤー数では『コール オブ デューティ』の記録を更新。ゲームプレイの完成度やグラフィック、マップデザインが高く評価され、多くのプレイヤーが発売を待ち望む状況です。

開発トップの実績と勝算

本作は、『コール オブ デューティ』や『Apex Legends』を手掛けたEA幹部ヴィンス・ザンペラ氏の指揮下で開発されています。豊富な実績を持つ同氏の手腕により、作品の完成度は過去最高との声も多く、特に「楽しさを突き詰める」という開発哲学が反映されています。

競合タイトルの遅延も追い風に

テイクツー・インタラクティブの『グランド・セフト・オートVI』が来年へ発売延期されたことも、EAに有利に働く見込みです。年末商戦では競合が減り、『バトルフィールド6』が市場を席巻する可能性が高まっています。

株価への影響と投資判断

EA株は8月に入って18%上昇していますが、依然として株価収益率は予想ベースで22倍と比較的割安です。ウォール街の予想では同作の年間販売本数は800万~1,150万本とされていますが、記事ではその倍の販売も見込めるとし、業績・株価のさらなる上昇余地を指摘しています。元マイクロソフト幹部のマイク・ヤバラ氏も「今年はバトルフィールドがCoDを打ち負かす」とコメントしており、投資家にとっても注目の材料となっています。

🎧この記事の内容は音声でもお楽しみいただけます。コメンテーター二人のやり取りで分かりやすく解説していますので、ぜひご利用ください。👇

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