イーサリアムが最高値目前!今夏の爆騰を支える3つの理由

  • 2025年8月3日
  • 2025年8月3日
  • BS余話

2025年8月初旬、仮想通貨イーサリアム(ETH)が再び注目を集めています。米メディア「マーケットウォッチ」は、イーサリアムがこの夏に最高値をうかがう動きを見せている背景について詳しく報じました。

イーサは7月以降で43%の急騰を記録し、8月1日には一時3,572ドルで取引されました。これは2021年に記録した過去最高値4,865.81ドルの26.5%手前に迫る水準です。記事によれば、この勢いを後押ししているのは、規制面での進展とブロックチェーン技術の応用拡大です。

規制の明確化が投資家心理を改善

7月には、米国でステーブルコインに関する法律が成立。さらに、証券取引委員会(SEC)は「Project Crypto」と題した新たな政策議題を発表し、証券のブロックチェーン上での取り扱いに向けたルールの整備を進める意向を示しました。前日には、トランプ大統領の暗号資産作業部会がDeFi(分散型金融)の保護に関する提言をまとめた報告書も公表されています。

こうした政策面の動きが、イーサリアムへの期待感を一段と高めているようです。

イーサリアムが担う3つの重要分野

イーサリアムは現在、以下の3つの領域で主導的な役割を果たしています。

  • ステーブルコイン市場の約50%をカバー
  • トークン化市場で54.8%のシェア
  • DeFi分野では全体の59.5%の価値をホスト

これらはいずれも、従来の金融インフラをブロックチェーン上に移行する動きに関連しており、イーサリアムはその中核として機能しています。

Bitwise Asset Managementの最高投資責任者Matt Hougan氏は「イーサはすべての領域で中心的存在となっており、さらに上昇する理由は十分にある」と述べています。

ETFや企業購入も追い風に

さらに、ブラックロックのiShares Ethereum Trust(ETHA)は過去4週間で51%上昇し、機関投資家の資金流入が続いていることを示しています。加えて、シャープリンク・ゲーミング(SBET)をはじめとした一部の上場企業が、イーサを自社の資産として保有し始めている点も注目されています。シャープリンク・ゲーミングはイーサリアム共同創業者であるジョセフ・ルービン氏が会長を務めている企業です。

今後の展望は?

テクニカル面では、次の抵抗水準が4,100ドルとされており、そこを超えれば最高値の更新も視野に入ります。もちろん、短期的な調整局面もありますが、市場参加者の多くはこの夏の価格上昇トレンドが継続すると見ています。

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