トレードデスクがS&P500入り決定!株価は時間外で14%急騰

デジタル広告プラットフォームを提供するトレードデスク(TTD)が、2025年7月18日(金)の取引開始前にS&P500指数へ新たに採用されることが発表されました。これを受けて、トレードデスクの株価は7月14日の時間外取引で14.6%上昇し、86.41ドルを記録しました。通常取引ではほぼ横ばいで終了していました。

シノプシスに買収されるアンシスとの入れ替え

今回のS&P500採用は、アンシス(ANSS)がS&P500構成銘柄のシノプシス(SNPS)に買収されることを受けての対応です。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスによると、アンシスは買収に伴い指数から除外され、その代替としてトレードデスクが採用されます。

この変更は18日の取引開始前に実施される予定です。

インデックス採用で買い需要が発生

S&P500指数に新たに採用される企業の株は、指数連動型ファンドやETFによる買いが先行する傾向があります。これにより株価は採用発表後から上昇することが多く、今回のトレードデスクもその典型的な動きを見せています。

時価総額が400億ドルを超えるトレードデスクは、広告主がさまざまなデジタルメディアに広告を出稿するためのプラットフォームを提供しており、その成長性が評価されています。

今後の注目ポイント

トレードデスクのS&P500入りは、同社の企業価値の向上を象徴するイベントとなります。市場の注目度が高まる中、広告業界のデジタルトランスフォーメーションにおける役割や収益成長にも関心が集まりそうです。

S&P500の構成銘柄入りは、長期的にも株価の安定性や資金流入の点でプラス材料とされるため、今後の動向に注目が集まります。

*過去記事「ストリーミング広告市場をリードする成長株、トレードデスク

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