6月12日(木)の米国株式市場は、トランプ大統領の関税発言により序盤は売りが先行しましたが、終盤には買い戻しが入り、主要株価指数は上昇して取引を終えました。
以下は、12日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。
キュアバック (CVAC)
株価変動: +37.59%
詳細: キュアバックはドイツに本社を置くバイオテクノロジー企業で、mRNA技術を用いたがん治療薬の開発に注力しています。バイオンテックによる12.5億ドルの全株式買収が発表され、株価は38%近く急騰しました。
オラクル (ORCL)
株価変動: +13.31%
詳細: オラクルはエンタープライズ向けソフトウェアとクラウドサービスを提供する大手IT企業です。第4四半期の調整後1株利益が1.70ドルとなり、市場予想を上回りました。クラウドインフラ事業が前年比52%の成長を遂げ、今後の更なる成長期待が高まりました。
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カーディナル・ヘルス (CAH)
株価変動: +4.55%
詳細: カーディナル・ヘルスは米国の大手医療用品ディストリビューターです。通期の調整後EPS見通しを引き上げたことが好感され、株価が上昇しました。
バイオンテック (BNTX)
株価変動: -0.51%
詳細: バイオンテックはドイツのバイオ医薬品企業で、mRNA技術を用いたワクチンやがん治療薬を開発しています。キュアバック買収発表後、株価はわずかに下落しました。
パランティア・テクノロジーズ (PLTR)
株価変動: -0.85%
詳細: パランティア・テクノロジーズは、政府や企業向けにAIを活用したデータ分析プラットフォームを提供する企業です。シティリサーチがバリュエーションの高さを指摘したことが影響し、株価は下落しました。
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GEエアロスペース (GE)
株価変動: -2.25%
詳細: GEエアロスペースはゼネラル・エレクトリック傘下の航空機エンジンメーカーです。エア・インディアの墜落機に搭載されていたGEnxエンジンの影響で株価が下落しました。
ボーイング (BA)
株価変動: -4.79%
詳細: ボーイングは世界有数の航空機製造会社です。インドで発生したボーイング787型機の墜落事故により、株価は約5%下落しました。事故の詳細が注目されています。
オクロ (OKLO)
株価変動: -5.22%
詳細: オクロは次世代型小型モジュール炉（SMR）を開発する米国の核エネルギー新興企業です。4億ドルの普通株式発行を発表し、希薄化懸念から株価が下落しました。
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ボイジャー・テクノロジーズ (VOYG)
株価変動: -12.36%
詳細: ボイジャー・テクノロジーズは防衛・宇宙関連技術を手掛ける企業で、IPO直後に高騰した後、利益確定売りに押され株価が大幅に下落しました。
オックスフォード・インダストリーズ (OXM)
株価変動: -13.91%
詳細: オックスフォード・インダストリーズは「トミー・バハマ」や「リリー・ピュリッツァー」などのブランドを展開するアパレル企業です。関税コスト増加を理由に通期見通しを下方修正し、株価が急落しました。
ゲームストップ (GME)
株価変動: -22.45%
詳細: ゲームストップは米国のゲーム小売チェーンで、近年はデジタル投資や仮想通貨への進出でも話題を集めています。17.5億ドルの転換社債発行を発表し、大幅安となりました。
＊過去記事 株価変動