イエティ・ホールディングスは今が買い時?バロンズの記事を紹介

  • 2025年3月3日
  • 2025年3月3日
  • BS余話

高品質なクーラーやドリンクウェアで知られるイエティ・ホールディングス(YETI)。かつては急成長を遂げたものの、最近では株価が低迷しています。しかし、アメリカの著名な投資情報誌「バロンズ」は、同社の成長余地に注目しトップピックに選んでいます。今回の記事では、バロンズの記事「Yeti Stock Is Beaten Up. It’s More Durable Than It Looks.」をもとに、イエティの現状と今後の展望を紹介します。

株価は低迷中だが、割安感が強い

イエティは2018年に上場し、2021年には株価が100ドルを超えるまで急騰しました。しかし、現在の株価は30ドル台と低迷しています。その背景には、以下のような要因が挙げられます。

  • 競合他社(スタンレーやオワラ)の台頭
  • 売上成長の鈍化
  • 中国製品にかかる関税の影響

過去3年間で株価は39%下落し、投資家の期待も後退。しかし、バロンズは「市場はイエティの強みを過小評価している」と指摘し、株価の割安感に注目しています。

売上は回復基調、新製品や海外展開がカギ

バロンズの記事によると、イエティの売上は新製品の投入や海外展開によって再び成長を見せる可能性があるとのこと。

  • 2025年の売上は19億5000万ドル(前年比6.5%増)と予想
  • 利益成長率は2026年までに8.5%に加速
  • ドリンクウェア事業は2025年に4.6%成長
  • クーラー&機器部門も2025年に8%増加見込み

さらに、イエティはバックパック市場への参入を進めており、2023年にはバックパックブランド「ミステリー・ランチ」を買収。限定販売したバックパックは即完売し、今後の成長の柱となる可能性があるとバロンズは分析しています。

海外市場の拡大が成長ドライバーに

イエティは米国市場だけでなく、海外市場への進出も強化しています。

  • 2024年の海外売上は30%以上増加し、3億4000万ドルに到達
  • カナダ、オーストラリア、イギリス、ドイツで順調に拡大
  • 2025年1月には日本市場向けのプロモーションイベントを東京で開催

バロンズは、海外市場の拡大が今後の成長をけん引する可能性が高いと指摘しています。

自社株買いで株価押し上げの可能性

イエティは財務状況が健全で、株主還元にも積極的です。

  • 2024年に2億ドルの自社株買いを実施
  • 追加で最大4億5000万ドルの自社株買いを承認
  • 今後5年間で時価総額の3分の1を買い戻す可能性

バロンズは「この自社株買いが1株当たり利益(EPS)を押し上げ、株価の上昇を後押しする可能性がある」と分析しています。

今後の株価予想:30%上昇の可能性

バロンズは、2026年の1株当たり利益が3.25ドルに達すると予想。利益の15倍の株価収益率(PER)を適用すると、株価は49ドル(現在より30%上昇)になると見込んでいます。

また、中国の関税の影響も限定的で、イエティはすでに生産拠点を中国から移しつつあります。関税コストの増加は2025年で約1000万ドル程度と見積もられ、財務的なリスクは低いと評価されています。

まとめ:イエティは投資のチャンスか?

バロンズの記事をもとにイエティの現状と今後の展望を紹介しました。現在の株価は低迷していますが、同社には以下のような成長ドライバーが期待されています。

新製品ラインの投入(バックパック・ラゲッジ事業)
海外市場の拡大(カナダ・オーストラリア・日本など)
自社株買いによる株主還元
割安なバリュエーション(PER12.8倍)

市場ではイエティの成長を疑問視する声もありますが、バロンズは「市場がこの株の安さに気づけば、株価は上昇するはずだ」と分析しています。今がまさに、長期投資のチャンスかもしれません。

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