1月14日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

1月14日(火)の米国株式市場は、債券利回りの急上昇が見られる中、それまでの下落分を取り戻し反発しました。ダウ平均株価は一部の主力銘柄に支えられ、S&P 500種株価指数やナスダック総合指数も揃って上昇しました。
以下は、14日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

アプライド・デジタル (APLD)

株価変動: +9.98%
詳細: AIインフラ企業のアプライド・デジタルは、データセンターの建設を進めており、マッコーリーによる最大50億ドルの投資合意が株価を押し上げました。AI需要に対応するインフラ強化が期待されています。

セラニーズ (CE)

株価変動: +5.37%
詳細: 化学メーカー。バンク・オブ・アメリカがセレスターの評価を「アンダーパフォーム」から「買い推奨」に引き上げたことで株価が上昇しました。業界内での成長性と収益性の向上が注目されています。

KBホーム (KBH)

株価変動: +4.82%
詳細: 米国を拠点とする住宅建設業者。KBホームは第4四半期の売上が前年同期比で大幅に増加し、純受注が41%増加。住宅市場の改善を背景に、収益が20億ドルに達しました。同社は引き続き住宅購入希望者の需要に応える方針です。

パランティア・テクノロジーズ (PLTR)

株価変動: +1.43%
詳細: AIソフトウェアのリーディング企業。2024年に大幅な成長を見せた後、年初来で13%の下落が続いています。ジェフリーズは目標株価を28ドルと設定し、慎重な見通しを示しています。
*関連記事「2024年に300%上昇のパランティア株、調整局面の行方は?

エヌビディア (NVDA)

株価変動: -1.10%
詳細: 世界有数の半導体メーカーで、特にAIチップ分野でのリーダー企業。バイデン政権による輸出制限が同社の業績に影響を与える可能性が指摘されています。一方で、次期政権の対応に期待が残ります。

イーライリリー (LLY)

株価変動: -6.59%
詳細: 世界有数の製薬会社。GLP-1医薬品「ゼプバウンド」と「ムンジャロ」の売上が予想を下回ったことで株価が下落しました。同社は糖尿病および肥満治療薬分野での収益拡大を目指していますが、短期的な課題が浮き彫りとなっています。

シグネット・ジュエラーズ (SIG)

株価変動: -21.66%
詳細: 世界最大級のダイヤモンドジュエリー小売業者。ホリデーシーズンの売上が振るわず、第4四半期の売上予想が下方修正されたことが株価に大きく影響しました。

エア・テスト・システムズ (AEHR)

株価変動: -27.08%
詳細: 半導体向けテストシステムメーカー。第2四半期で赤字に転落し、炭化ケイ素の販売成長が2026年まで厳しい状況が続くとの見通しが発表されました。これが株価の急落を招きました。


*過去記事 株価変動

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