12月13日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

12月13日(金)の米国株式市場は、まちまちな展開を見せました。ダウ平均株価は2020年以来初めて7日連続の下落を記録しましたが、個別銘柄では注目すべき動きが多く見られました。
以下は、13日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。

ブロードコム (AVGO)

  • 株価変動: +24.43%
  • 詳細: ブロードコムは、半導体やソフトウェアソリューションを提供する大手技術企業です。第4四半期の調整後収益が前年比51%増の140.5億ドルとなり、アナリスト予想を上回りました。特に人工知能(AI)関連収益が前年比220%増加したことが成長を牽引。同社の時価総額は初めて1兆ドルを突破しました。CEOのホック・タン氏は、2027年度のアクセラレータおよびネットワーク関連のAI市場の機会が600億ドルから900億ドルに達すると見通しを示しました。
    *関連記事「AIチップ市場の台風の目!ブロードコムが見せた1兆ドルの快進撃

コストコ・ホールセール (COST)

  • 株価変動: +0.10%
  • 詳細: コストコ・ホールセールは、世界規模で倉庫型の会員制卸売を展開する企業です。第1四半期の利益が1株あたり4.04ドルとなり、ウォール街の予想を上回りました。一方で、純売上高は前年同期から増加したものの、予想の665億ドルには届かず622億ドルに留まりました。既存店売上高は予想通り5.2%の増加を記録しましたが、株価は横ばいとなりました。

RH(RH)

  • 株価変動: +17%
  • 詳細: RH(旧レストレーション・ハードウェア)は、高級家具やインテリアを扱うアメリカの小売企業です。同社は第3四半期に8.1%増の売上を計上し、黒字転換しました。さらに第4四半期の売上が前年同期比で18%から20%増加する見通しを発表。過去30年間で最悪とされる住宅市場の影響を受けながらも、需要は20%から22%増加する見込みです。

テスラ (TSLA)

  • 株価変動: +4.34%
  • 詳細: テスラは、電気自動車やエネルギーソリューションを開発する業界リーダーです。同社の株価は4.3%上昇し、終値として過去最高値の436.23ドルを記録しました。2024年に入ってから72%の株価上昇を達成し、成長トレンドが続いています。

パランティア・テクノロジーズ (PLTR)

  • 株価変動: +3.92%
  • 詳細: パランティア・テクノロジーズは、大規模データ解析ソリューションを提供するテクノロジー企業です。ナスダック100指数の変更に関連し、追加銘柄候補として注目され、3.9%の株価上昇を見せました。

ボーイング (BA)

  • 株価変動: +1.1%
  • 詳細: ボーイングは、航空機や防衛機器を製造する世界最大級の航空宇宙企業です。同社は787ドリームライナーの増産計画を発表し、株価が上昇しました。2026年までに生産を月産10機に倍増する予定です。

アップスタート・ホールディングス (UPST)

  • 株価変動: +9.6%
  • 詳細: アップスタート・ホールディングスは、AIを活用して信用評価を行う融資プラットフォームを運営しています。同社はニーダムのアナリストによる格上げを受け、株価が大幅に上昇。目標株価は100ドルに設定されました。
    *関連記事「アップスタートの躍進!資金調達改善とAI技術が生む新たな成長

チャールズ・シュワブ (SCHW)

  • 株価変動: -4%
  • 詳細: チャールズ・シュワブは、個人投資家向けの証券取引サービスを提供する大手金融企業です。同社は2024年の純収益予測を引き上げたものの、株価は4%下落しました。注目指標である取引スイープ現金は11月に前月比横ばいの3937億ドルで終了しました。


*過去記事 株価変動

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