ショッピファイ(SHOP)が人工知能(AI)の活用により新たな価値を生み出していると、ウォール街のアナリストが注目しています。ループ・キャピタルのアナリストであるアンソニー・チュクンバ氏は、同社の格付けを「ホールド」から「買い」に格上げし、目標株価を110ドルから140ドルに引き上げました。
12月6日の米国市場、正午近くの段階でショッピファイの株価は4.3%高の119ドルで取引されており、今年に入ってからの上昇率は50%を超えています。
ショッピファイのAI活用が注目される理由
チュクンバ氏によると、ショッピファイはAI技術を駆使して加盟店向けに多岐にわたるサービスを提供しています。この中には、パーソナライズされた応答の推奨や即時に生成されるEメールの送信が含まれています。これらの機能により、加盟店は効率的かつ効果的な顧客対応を実現しています。
さらに、ショッピファイは社内業務にもAIを活用しています。カスタマーサポート、セールス、人事といった分野でAIを導入し、業務の効率化とコスト削減を図っています。これにより、ショッピファイの企業価値が高まることが期待されています。
売上とキャッシュフローの成長が期待される
同社がAIを活用することで、営業費用の伸びを抑えつつ売上を拡大する可能性があると指摘されています。この成長が進むことで、営業キャッシュフローやフリーキャッシュフローのマージンが拡大し、財務基盤が強化される見込みです。
「このような戦略により、ショッピファイは効率的な成長を遂げ、持続的に企業価値を高めるポテンシャルがある」とチュクンバ氏は述べています。
まとめ
ショッピファイは、AI技術を積極的に取り入れることで、加盟店向けのサービス改善や社内業務の効率化を進めています。これにより、同社の売上とキャッシュフローの拡大が期待されており、投資家からの注目を集めています。
*過去記事はこちら ショッピファイ SHOP