11月21日(木)の米国株式市場は、S&P 500種指数とナスダック総合指数に影響を及ぼすニュースが相次ぎました。以下は、21日に注目され、株価が大きく動いた銘柄とその詳細です。
エヌビディア (NVDA)
株価変動: +0.53%
詳細: エヌビディアは人工知能(AI)チップの大手メーカーで、グラフィックプロセッサ(GPU)の分野でも市場をリードしています。同社の第3四半期の調整後利益は1株あたり81セントと、ウォール街予想の75セントを上回りました。売上高は前年同期比94%増の351億ドルを記録。第4四半期の売上高は375億ドルと予想されており、次世代AIチップ「Blackwell」への需要が「驚異的」と報告されています。
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テスラ (TSLA)
株価変動: -0.70%
詳細: テスラは電気自動車(EV)とエネルギーソリューションを手掛ける世界的なリーダーで、AI技術を活用した自動運転技術の開発にも注力しています。同社はエヌビディアのAIチップを利用しており、AI関連の取り組みが注目されていますが、21日の株価は0.70%下落しました。
スーパー・マイクロ・コンピュータ (SMCI)
株価変動: +15.00%
詳細: スーパー・マイクロ・コンピュータは高性能サーバーとストレージソリューションを提供する企業で、AIおよびクラウドコンピューティング分野での需要拡大が成長の鍵となっています。エヌビディアの決算発表で「信頼できるパートナー」として評価されたことが追い風となり、株価が15%上昇しました。
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アルファベット (GOOGL)
株価変動: -4.74%
詳細: アルファベットはGoogleの親会社で、インターネット検索やデジタル広告の分野で圧倒的なシェアを誇ります。しかし、司法省がChromeブラウザの売却を求める措置を進めていることを受け、株価は4.74%下落しました。この問題は同社の事業モデルに大きな影響を与える可能性があります。
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スノーフレーク (SNOW)
株価変動: +32.71%
詳細: スノーフレークはクラウドデータプラットフォームを提供する企業で、データストレージや分析機能を統合したサービスが特徴です。第3四半期の調整後利益は1株あたり20セントと予想を上回り、売上高は前年同期比29%増の9億ドルを記録。株価は32.71%急騰しました。
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パロアルトネットワークス (PANW)
株価変動: +1.20%
詳細: パロアルトネットワークスはサイバーセキュリティのリーディングカンパニーで、クラウドセキュリティやAI技術を活用した脅威防御に強みがあります。同社の第1四半期調整後収益は1株あたり1.56ドルで、予測を上回る結果となり、株式分割の発表も株価の上昇を後押ししました。
マイクロストラテジー (MSTR)
株価変動: -16.16%
詳細: マイクロストラテジーはエンタープライズ向けのビジネスインテリジェンスを提供する企業で、ビットコインの最大保有企業としても知られています。26億ドルの転換社債の売却発表を受け、株価が16.16%下落しました。
ターゲット (TGT)
株価変動: -0.10%
詳細: ターゲットは全米に展開する大手小売チェーンで、食品や家庭用品から衣料品まで幅広い商品を取り扱っています。同社の第3四半期の収益は予想を下回り、第4四半期の業績予想も弱含んでいます。
PDDホールディングス (PDD)
株価変動: -11.00%
詳細: PDDホールディングスは中国を拠点とする電子商取引企業で、格安商品を提供する「Temu」の運営で知られています。第3四半期の収益と売上高が予想を大幅に下回り、株価が11.00%下落しました。
バイドゥ (BIDU)
株価変動: -5.90%
詳細: バイドゥは中国最大の検索エンジンを運営する企業で、AIと自動運転分野でも積極的に事業を展開しています。広告需要の低迷により、第3四半期の売上は前年同期比3%減少しましたが、純利益は14%増加しています。
ディア (DE)
株価変動: +8.10%
詳細: ディアは農業機械と建設機械の製造を手掛ける世界的な企業で、技術革新による効率化を進めています。同社の第4四半期の利益が予想を上回り、株価は8.10%上昇しました。
BJ’sホールセール・クラブ・ホールディングスB (BJ)
株価変動: +8.30%
詳細: BJ’sホールセール・クラブ・ホールディングスは会員制小売倉庫を運営しており、コストコの競合として知られています。第3四半期の売上が予想を上回り、会員費の値上げを発表したことで株価が8.30%上昇しました。
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