テスラ(TSLA)がまた新たなトピックで話題を提供しました。今回の主役は、等身大ロボットではなく、高さ7インチの「テスラ・ボット・アクションフィギュア」です。この商品は発売と同時に即完売し、大きな関心を集めています。
テスラ・ボット・アクションフィギュアとは?
電気自動車メーカーのテスラは、11月15日に「テスラ・ボット・アクションフィギュア」を公式サイトで販売開始しました。この40ドルのコレクター向け玩具は、10分の1スケールで設計され、充電スタンドや「サイバーハンマー」といったユニークな付属品がついています。
特徴:
- 40以上のパーツと20の可動ポイントを持つ精密設計
- 第2世代ヒューマノイドロボット「オプティマス」に基づくデザイン
- 「ミニ自律アシスタント」としてのコンセプト
この商品は即完売となり、現在eBayでは1,000ドル以上の価格で転売されるほどの人気ぶりです。
テスラ・ボット(オプティマス)の未来像
イーロン・マスク氏が2021年に発表した「オプティマス」は、危険な作業や日常の単純作業を行う等身大ロボットとして注目されています。現在のところ、完全自律型の実現には至っていませんが、2026年に製品化が予定されています。
オプティマスの長期的な展望:
- 価格帯:2万ドル〜3万ドル
- 目標:量産体制に移行し、広範囲に普及
- マスク氏は「テスラの未来の鍵となる製品」と位置付けています
人型ロボット市場の可能性
ドイツ銀行のエディソン・ユー氏によると、人型ロボット市場は2035年までに300億ドル規模に成長すると予測されています。この市場成長がテスラの収益にも大きく寄与することが見込まれます。
市場の見通し:
- 2035年までに平均価格2万ドル
- 普及率の上昇とともに、家庭や産業分野での需要が拡大
テスラ・ボットとTSLA株への影響
「テスラ・ボット・アクションフィギュア」のような商品は、短期的な収益には大きな影響を与えないものの、テスラブランドの認知拡大に貢献しています。また、将来の等身大ロボットの商業化は、テスラの株価にポジティブな影響を与える可能性があります。
まとめ:未来を先取りするテスラ
テスラの「テスラ・ボット・アクションフィギュア」は、遊び心と技術革新を兼ね備えた商品として、多くの注目を集めています。一方で、等身大ロボット「オプティマス」の実現が近づくにつれ、テスラはさらなる市場成長と技術革新への期待を高めています。
テスラは、単なる電気自動車メーカーの枠を超え、未来技術のリーダーとしての位置を確立しています。テスラの人型ロボット開発が成功すれば、長期的な株価成長の可能性は非常に大きいと考えられます。
*過去記事はこちら テスラ TSLA