アップル株に注目!iPhone 16需要回復で株価はどこまで伸びるのか?

10月22日の取引でアップル(AAPL)の株価は0.26%安の235.86ドルとなりましたが、最新機種「iPhone 16」の需要回復が見込まれ、今後再び最高値更新することが期待されています。21日には株価が0.6%上昇し、アップルの時価総額は3兆6000億ドル弱に達していました。

J.P.モルガンの見解:iPhone 16の需要回復に自信

J.P.モルガンのアナリスト、サミク・チャタジー氏は、iPhone 16に対する需要が改善していると指摘しています。同氏は、20日付けの調査メモにおいて、iPhone 16の平均リードタイム(注文から納品までの時間)が、iPhone 15と同水準であることを明らかにしました。これは、初期の予想を下回った需要懸念が徐々に払拭されつつある兆候です。

iPhone 16シリーズのリードタイムは発売後5週目までは短かったものの、6週目にはiPhone 15と並び、需要の回復が確認されています。このようなデータは、アップル株への投資家の期待を再び高める要因となっています。

iPhone 16の生産見通しと市場動向

シティのアナリストによれば、2024年下半期のiPhone 16の生産台数は約8900万台に達する見込みですが、2025年上半期には6300万台へと減少する可能性があります。それでも、iPhone 15の2024年上半期の生産台数である5900万台を上回ると予測されています。

目標株価と今後の成長見込み

チャタジー氏はアップル株に対する「オーバーウェイト」の格付けを継続し、目標株価を265ドルに設定しています。これは、現在の株価から12%の上昇余地があることを示しています。同様に、モルガン・スタンレーのエリック・ウッドリング氏も、アップル株に対して強気の姿勢を見せており、将来的なAI機能の強化が、アップル史上最大のデバイスアップグレードサイクルを牽引すると期待しています。ウッドリング氏はアップルの目標株価を273ドルに設定しています。

時価総額と株価の推移

アップルの時価総額は、7月16日に3兆6000億ドルを超え過去最高を記録しました。再びこの記録を更新するには、株価が236.83ドルに達する必要がありますが、これは21日の終値236.48ドルからわずかな上昇に過ぎません。

2024年に入り、アップルの株価は22%上昇しており、S&P 500指数(SPX)と同様の上昇を見せています。投資家にとって、アップルは依然として魅力的な投資先であり、iPhone 16の需要回復とAI機能の進化によるさらなる成長が期待されています。

まとめ

アップル株は、iPhone 16の需要回復が確認される中で再び上昇が見込まれています。市場の目標株価を考慮すると、265ドル〜273ドルの範囲に株価が上昇する可能性があり、これからのアップルの動向に注目が集まっています。

今後、iPhone 16や将来的なAI技術の導入が、アップルの成長をどのように支えるのか、引き続きウォッチすることが重要です。

*過去記事はこちら アップル AAPL

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