スーパーマイクロが急騰!AI工場向け10万台GPU出荷が引き金に

スーパー・マイクロ・コンピュータ(SMCI)の株価は、10月7日午前の米国市場で17%の大幅な上昇を記録しました。この急騰の背景には、同社が発表した好調な出荷データが関係しています。7日に行われたこの発表を受け、投資家の関心が一気に高まりました。

スーパーマイクロは、ニュースリリースにおいて、史上最大規模のAI工場向けに10万個以上のGPUを導入したことを公表しました。このGPUには液冷ソリューションが採用されており、最新技術を駆使した高度なシステムです。さらに、バロンズ誌によると、これらのGPUの受注額は数十億ドルに上ると推定されています。

依然として高まるサーバー需要と市場の反応

スーパーマイクロのサーバーに対する需要は引き続き堅調です。この発表を受け、投資家はこの状況を歓迎し、株価が大きく反発しました。同社は最近、株価を揺るがすネガティブなニュースにも直面していましたが、それを乗り越える形で今回株価が急騰しました。

特に3月13日の過去最高値である118.81ドルから株価は一時62%も下落しており、これは同社に関するショートセラーのレポートが発表されたことが影響していました。このレポートでは、「会計上の重大な問題、未開示の関連当事者取引の証拠、制裁措置や輸出管理の不履行、顧客の問題」が指摘されていました。

また、スーパーマイクロは6月30日締めの会計年度における10-Kの提出を遅らせることも発表し、市場の懸念を一層深めていました。

株式分割と株価の上昇

スーパーマイクロの株価は、7日午前11時30分過ぎの取引で17%上昇し、48.27ドルに達しました。これは、6月13日以来の大幅な上昇率であり、ダウ・ジョーンズ・マーケット・データによると、今年に入ってから70%も上昇していることになります。

さらに、スーパーマイクロは最近、1株につき10株の割合で株式分割を実施しました。この株式分割により、より多くの投資家にとって株式が手に届きやすくなり、さらなる市場の関心を引き出す結果となりました。

まとめ

スーパーマイクロコンピュータは、ネガティブなニュースを乗り越え、AI工場向けの大型受注を発表し、株価が大幅に反発しました。同社のサーバー需要は引き続き堅調であり、投資家の注目を集めています。

*過去記事はこちら  スーパー・マイクロ・コンピュータ SMCI

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