9月24日(火)の米国株式市場は再び上昇し、S&P 500種指数とダウ平均が過去最高値を更新しました。これは、中国が新たな景気刺激策を打ち出し、同国の経済を後押ししたことが大きな要因とされています。
以下は、24日に注目された銘柄とその詳細です。
テスラ(TSLA)
- 株価変動: +1.71%
- 詳細: テスラの上昇は、主に中国での好調な販売に加え、バークレイズのアナリストによる強気のレポートが影響しています。このレポートでは、第3四半期の納車台数を約47万台と推定し、市場コンセンサスの46万台を上回るとしています。テスラ株は年初来でプラスに転じ、引き続き注目を集めています。
ビザ(V)
- 株価変動: -5.5%
- 詳細: 米国司法省の反トラスト部門が、決済大手ビザが米国デビットカード市場を違法に独占しているとして訴訟を起こす可能性が報道され、ビザの株価は5.5%下落しました。ビザが競合サービスの利用を制限しているという主張が報じられ、今後の動向に注目です。
ディア(DE)
- 株価変動: +0.47%
- 詳細: 共和党大統領候補ドナルド・トランプ氏が、メキシコ製農機具に200%の関税を課す意向を示したことが注目されましたが、ディア社は「生産の大部分をメキシコに移す計画はない」との声明を発表し、引き続き米国内での生産に注力すると述べています。
アリババ・グループ・ホールディング(BABA)
- 株価変動: +7.9%
- 詳細: 中国の景気刺激策が発表され、アリババの株価が大幅に上昇。中国関連株が市場を牽引しました。
フリーポート・マクモラン(FCX)
- 株価変動: +7.9%
- 詳細: 銅価格が中国の景気刺激策によって上昇し、フリーポート・マクモランの株価は7.9%上昇し、24日のS&P 500種指数の中で最高のパフォーマンスを記録しました。
ボーイング(BA)
- 株価変動: -0.3%
- 詳細: ジェット機メーカーのボーイング(BA)は、労働者に対して25%から30%の賃上げを提示しましたが、労働組合側からの不満が続いており、ストライキが続いているため株価は0.3%下落しました。
スノーフレーク(SNOW)
- 株価変動: -0.6%
- 詳細: クラウドソフトウェア企業スノーフレークは、20億ドルの転換社債発行計画を発表した後、株価が下落しました。
セールスフォース(CRM)
- 株価変動: +2.4%
- 詳細: パイパー・サンドラーが目標株価を引き上げたことで、セールスフォースの株価は急上昇しました。
オートゾーン(AZO)
- 株価変動: -0.2%
- 詳細: 第4四半期の収益と売上がアナリスト予測を下回り、株価は小幅に下落しました。
リバティ・ブロードバンド(LBRDK)
- 株価変動: +26%
- 詳細: チャーター・コミュニケーションズとの合併対案提出を受け、株価が急騰しました。
スマートシート(SMAR)
- 株価変動: +6.5%
- 詳細: ブラックストーンとビスタ・エクイティ・パートナーズによる現金買収合意を発表し、株価が大幅に上昇しました。
*過去記事 株価変動