アファーム・ホールディングス（AFRM）は、今「買い」のタイミングと見られています。9月20日、サスケハナ・フィナンシャル・グループのアナリストたちは、同社が今後、金利低下に加えて強固なファンダメンタル要因からも恩恵を受けるだろうとする高い評価を発表しました。
金利引き下げによる個人消費の増加が追い風に
サスケハナ・フィナンシャル・グループのジェームズ・フリードマン率いる調査チームは、20日に発表したメモの中でアファーム株を「ポジティブ」と評価し、目標株価を52ドルと設定しました。この目標株価は19日の終値に対して16%の上昇余地を意味しています。フリードマン氏は、米連邦準備制度理事会 (FRB) が今後金利を引き下げることで、個人消費が増加し、それがアファームの成長を後押しすると述べています。
実際、FRBは18日に金利を0.5%引き下げ、さらに追加の引き下げが予想されています。この政策変更がアファームの事業拡大にプラスの影響を与える可能性が高まっています。
経営陣の見解と成長の見通し
アファームのCEOであるマックス・レフチン氏も、金利引き下げが新規ユーザーの獲得や既存顧客のアクティビティ向上につながると期待を示しています。19日には米国みずほ証券のアナリスト、ダン・ドレフ氏も同様の見解を示し、アファーム株の評価を「アウトパフォーム」とし、目標株価を65ドルと設定しました。この目標株価は、ウォールストリートのコンセンサス予想を超える可能性があることを示しています。
提携関係の拡大と新サービスの強み
フリードマン氏は、アファームがFRBの金融政策にとどまらず、アップルペイやアマゾン・ドットコムなどの企業との提携強化によっても成長が期待できると評価しています。さらに、新たに導入されたデビットカード「Affirm Card」は、Visaが利用できる場所ならどこでも使用可能であり、このサービスも成長を後押しする要因の一つとされています。
経営陣は、このカードがユーザー一人当たり年間平均で約7,500ドルの支出をもたらすと見込んでいますが、現在の支出額は約3,000ドルであり、さらなる成長の余地が大きいことが分かります。
アファームの今後の展望
ビジネスには循環的な特性がありますが、特に「Affirm Card」の利用拡大による中期的な成長見通しは、ウォール街のコンセンサス予想を超える成長を維持できると考えられています。アファームのファンダメンタルズと今後の戦略を評価する投資家にとって、現在の45ドルあまりの株価は魅力的な投資機会であるかもしれません。
＊過去記事はこちら アファーム AFRM