9月16日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

9月16日(月)の米国株式市場はまちまちな展開となり、投資家たちは今週後半に予定されている2020年以来の米連邦準備制度理事会(FRB)による初の利下げに注目しています。利下げの影響は多方面にわたり、個々の銘柄に対しても市場の反応が見られました。
以下は、16日に注目された銘柄とその詳細です。

トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ (DJT)

  • 株価変動: -3.84%
  • 詳細: トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループは、ドナルド・トランプ前大統領が設立したソーシャルメディア企業で、主にトランプ支持者向けのプラットフォーム「Truth Social」を運営しています。トランプ氏は9月20日にロックアップ期間が終了した際に保有株を売却しないと発言しました。このニュースを受け、13日には12%の上昇を見せましたが、16日の市場では3.8%の下落を記録しました。さらに、トランプ氏の暗殺未遂に関する報道も影響しているとされています。

アップル (AAPL)

  • 株価変動: -2.78%
  • 詳細: バークレイズのアナリストは、中国市場におけるiPhone 16の早期予約データに関して消費支出の低迷やマクロ経済圧力などを指摘し、「IP16サイクルのスタートは軟調」と述べています。加えて、Apple Intelligenceの展開は2025年まで実現しないと予測しており、目標株価は186ドルに引き下げられました。

ボーイング (BA)

  • 株価変動: -0.78%
  • 詳細: ボーイングは、約3万3000人の労働者を代表する最大の航空宇宙企業労働組合によるストライキの開始を受け、先週3.7%の急落を見せました。ムーディーズ・レーティングスはボーイングの格付けを見直し、格下げの可能性を示唆。さらに、同社は新規採用凍結および昇給の一時停止を発表しました。

インテル (INTC)

テスラ (TSLA)

  • 株価変動: -1.52%
  • 詳細: テスラの株価は1.5%減少しましたが、先週は5日間続伸して取引を終えています。14日には4680型バッテリーセルの製造が1億個目に達したとのツイートが注目を集めました。このバッテリーは、より長い航続距離と低コストの製造が可能で、今後の成長が期待されています。

マイクロン・テクノロジー (MU)

  • 株価変動: -4.4%
  • 詳細: マイクロンは、メモリ製品を開発・製造する企業で、特にNAND型フラッシュメモリやDRAMの供給で世界的に有名です。モルガン・スタンレーのアナリストが同社の目標株価を140ドルから100ドルに引き下げたことが影響し、株価が下落しました。
    *関連記事「マイクロン株急落!目標株価大幅引き下げの背景と今後の展望

ジロー・グループ (Z)

  • 株価変動: +4.8%
  • 詳細: ジローは、住宅リストや不動産情報を提供するプラットフォームで、住宅市場におけるデータと分析を強みとしています。ウェドブッシュのアナリストが、格付けを「中立」から「アウトパフォーム」に引き上げ、目標株価を50ドルから80ドルに引き上げました。これは、住宅ローン金利の低下や、ジローのソフトウェア・サービスに対する取り組みの成果が評価された結果です。

オラクル (ORCL)

チャールズ・シュワブ (SCHW)

  • 株価変動: +2.5%
  • 詳細: チャールズ・シュワブは、米国の大手証券会社で、個人投資家向けに多様な金融サービスを提供しています。8月の新規純資産が328億ドルに達したことがポジティブ材料となりました。これは前年同月の49億ドルから大幅に増加した結果です。

*過去記事 株価変動

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