オラクル、AIとクラウドで飛躍!今後の株価はさらに上昇か?

  • 2024年9月14日
  • 2024年9月14日
  • BS余話

オラクル(ORCL)の株価は、今週、好調な四半期決算を発表したことで大幅に上昇しています。過去5営業日で株価は15.6%も上昇しました。

売上高ガイダンス引き上げとAI活用が株価上昇の原動力

オラクルは、アナリスト向けの決算説明会において、2026年度の売上高ガイダンスを647億ドルから660億ドルに引き上げました。さらに、同社のCEOであるサフラ・カッツ氏は、2030年末までに年間売上高が1000億ドルを超える可能性を示唆しています。カッツ氏は「この数字を達成することは問題ない」と自信を見せています。

この発表のとおり、オラクルのクラウドインフラ事業は急速に成長しています。特に、クラウドインフラ事業の売上は前年比45%増の22億ドルを達成し、クラウドアプリケーション事業も10%増の35億ドルとなりました。この業績により、株価は決算発表後に11%以上上昇し、年初来で55%の上昇を記録しています。

マグニフィセント・セブンを凌ぐパフォーマンス

オラクルの株価上昇は、エヌビディア(NVDA)を除く「マグニフィセント・セブン」全体のパフォーマンスを上回っています。特に、時価総額は4552億ドルに達し、この1ヶ月間で19%の株価上昇を記録。これは、テスラ(TSLA)の6%の上昇を大きく上回る結果です。

ウォール街の見解:さらなる上昇余地

多くのウォール街アナリストは、オラクル株にはまだ上昇余地があると考えています。ファクトセットのデータによれば、オラクルを担当するアナリスト33人中半数以上が「買い」推奨を出しており、コンセンサス目標株価は172.08ドルです。バークレイズは最新のリサーチノートで、目標株価を172ドルから202ドルに引き上げ、今後24%の上昇余地があることを示唆しています。

オラクルのAIとクラウド事業が鍵

オラクルのクラウドインフラストラクチャ(OCI)は、AIスタートアップ企業にとっても魅力的です。複数のスタートアップが、オラクルの強力なAI機能に満足しており、特にトレーニングコストやネットワークコストの面で評価されています。

バークレイズのソフトウェア・アナリストであるライモ・レンショー氏は、「AIキャパシティの可用性と魅力的な価格帯がオラクルのクラウド優位性をさらに強化している」と述べています。

まとめ

オラクルは、クラウドインフラストラクチャとAIの活用を強化し続けており、今後も成長が期待されます。特に、売上高ガイダンスの引き上げとAIを中心とした技術進化が株価の上昇を後押ししており、投資家にとっては魅力的な銘柄と言えます。

*過去記事「原子力でAI革命!オラクルのデータセンター計画が示す未来の姿

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