9月13日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

9月13日(金)の米国株式市場は、S&P500とナスダック総合指数が今年最高の週を終えました。トレーダーたちは、来週の連邦準備制度理事会(FRB)による金利決定に備えています。

以下は、13日に注目された銘柄ととその詳細です。


ボーイング(BA)

  • 株価変動: -3.69%
  • 詳細: 世界最大の航空宇宙企業であるボーイングは、商業用航空機、宇宙機器、防衛システムの製造を行っています。同社最大の労働組合が新たな4年間の労働契約を否決したことで、33,000人の労働者がストライキに突入。この影響で、同社のベストセラーモデルである737、777、767型ジェット機の生産が停止し、株価は3.7%下落しました。

トランプ・メディア・アンド・テクノロジー(DJT)

  • 株価変動: +12%
  • 詳細: ドナルド・トランプ前大統領が設立したメディア会社で、主に保守層向けのソーシャルメディアプラットフォームを運営しています。トランプ氏が自身の株を売却しないと表明したことで株価は12%急騰しました。

オラクル(ORCL)

  • 株価変動: +0.40%
  • 詳細: オラクルは企業向けのデータベースやクラウドコンピューティングサービスを提供するソフトウェア大手です。クラウドの需要が旺盛で、2026年度の売上高が660億ドルに達するとの見通しから株価は0.4%上昇しました。

アドビ(ADBE)

  • 株価変動: -8.47%
  • 詳細: アドビはクリエイティブソフトウェアやクラウドサービスを提供する世界的なリーダー企業です。第3四半期の売上高は予想を上回ったものの、第4四半期のガイダンスがウォール街予想を下回ったため、株価は8.5%下落しました。

RH(RH)

  • 株価変動: +25.49%
  • 詳細: RHは高級家具を販売するリテール企業で、需要の加速が続く中、予想を上回る利益を発表。株価は25%以上上昇し、今後の成長見通しも強気です。

モデルナ(MRNA)

  • 株価変動: -2%
  • 詳細: モデルナは新型コロナワクチンで知られるバイオテクノロジー企業で、特にmRNA技術を用いた医薬品の開発で有名です。研究開発費の削減計画を発表しましたが、J.P.モルガンやジェフリーズなどのアナリストが株価推奨を引き下げたことが影響し、12日の12%下落に続き、13日も2%の下落を記録しました。

ガーミン(GRMN)

  • 株価変動: -5.1%
  • 詳細: GPS機器とフィットネストラッカーの製造を手掛けるガーミンは、アナリストの目標株価引き下げにより株価が5.1%下落しました。目標株価は181ドルから133ドルに引き下げられています。

PDDとアリババ(BABA)

  • PDD株価: -2.4%
  • アリババ株価: -0.9%
  • 詳細: PDDとアリババは中国のEコマース大手であり、ホワイトハウスが安価な輸入商品の流入抑制策を発表したことで、米国上場株はそれぞれ2.4%、0.9%下落しました。

ウーバー・テクノロジーズ(UBER)

  • 株価変動: +6.5%
  • 詳細: 配車サービス大手のウーバーは、グーグルの自動運転部門ウェイモと提携し、アトランタとテキサス州オースティンでの有料乗車サービスに進出することで、株価が6.5%上昇しました。

ビアサット(VSAT)

  • 株価変動: -15%
  • 詳細: 衛星通信と機内インターネットサービスを提供するビアサットは、ユナイテッド航空がスペースXと契約した影響で、株価が15%下落しました。

*過去記事 株価変動

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