9月11日の米国市場で注目された大きく動いた銘柄

9月11日(水)の米国市場は、最新の消費者物価指数(CPI)発表後、株価が下落したものの、その後反発しました。以下は、11日に注目された銘柄ととその詳細です。

トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ (DJT)

  • 株価変動:-10.47%
  • 詳細:ドナルド・トランプ元大統領が設立したTruth Socialを運営する企業。ドナルド・トランプ元大統領とカマラ・ハリス副大統領による討論会の後、大幅な下落を記録しました。この討論会の影響で、Truth Socialプラットフォームに関連する期待が弱まり、株価は11%下落しました。政治的な出来事が株価に直接的な影響を及ぼすことは珍しくなく、今回もその例に当てはまります。

ゲームストップ (GME)

  • 株価変動:-11.98%
  • 詳細:ビデオゲーム小売業者ゲームストップは、第2四半期の決算報告を行いました。1株あたりの利益は4セントで、売上高は7億9830万ドルと報告されましたが、前年同期の売上高は11億6000万ドルでした。この業績低迷に加えて、最大2000万株の新規公開を申請したことが投資家の不安を煽り、株価は12%の下落となりました。

モルガン・スタンレー (MS)

  • 株価変動:+0.42%
  • 詳細:投資銀行大手のモルガン・スタンレーは、ゴールドマン・サックス証券による格下げ(「買い」から「中立」へ)にもかかわらず、株価が0.4%上昇しました。ゴールドマン・サックスは目標株価を122ドルから105ドルに引き下げましたが、市場では依然として強気の投資家が多く、株価は97.03ドルとなりました。

バンク・オブ・アメリカ (BAC)

  • 株価変動:-0.71%
  • 詳細バンク・オブ・アメリカは、0.71%の下落を記録しました。これは、バークシャー・ハサウェイが銀行株の保有比率を引き下げ続けており、規制当局への提出書類によれば、約2億2900万ドル相当の株式を売却したことによります。この結果、バンク・オブ・アメリカの株価は低下しましたが、金融セクターにおける影響は引き続き注視されそうです。

ペトコ・ヘルス・アンド・ウェルネス (WOOF)

  • 株価変動:+33%
  • 詳細ペトコは、第2四半期の収益がアナリスト予測通りだったものの、売上は15億2000万ドルで予測をわずかに下回りました。ペット用品の小売業者であるペトコは、第3四半期に1株あたり3セント~4セントの損失を予測していますが、株価はこれを好感し、大幅な33%の上昇を見せました。

アルベマール (ALB)

  • 株価変動:+14%
  • 詳細:電気自動車(EV)用バッテリーに使用されるリチウムの大手サプライヤーであるアルベマールは、株価が14%上昇しました。この急上昇は、シティのアナリストが報告した、Contemporary Amperex Technologyがリチウム鉱石の採掘と炭酸リチウムの生産の一部を停止するとの情報が投資家に影響を与えた結果です。

グリーンエネルギー関連株

  • 詳細:10日夜の討論会で、カマラ・ハリス氏がトランプ氏に対して優位に立ったとの見解が広がり、グリーンエネルギー関連株が大きく上昇しました。代表的な銘柄では、ファースト・ソーラー15%エンフェーズ・エナジー5.7%サンラン11%の上昇を記録しました。これらの企業は、再生可能エネルギー市場での拡大が続くことを期待されています。

*過去記事 株価変動

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