9月10日(火)の米国株式市場は、カマラ・ハリス副大統領とドナルド・トランプ前大統領による初の討論会を前に、まちまちな値動きが見られました。
以下は、10日に注目された銘柄ととその詳細です。
オラクル (ORCL)
- 株価変動: +11.44%
- 詳細: 世界的なエンタープライズソフトウェアの大手であるオラクルは、クラウドソリューションでも知られています。第1四半期の売上が予想を上回り、Amazon Web Servicesとのパートナーシップ発表もあり、株価が上昇しました。
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ルーブリック (RBRK)
- 株価変動: -1.5%
- 詳細: データセキュリティソフトウェアを提供するルーブリックは、特にクラウドデータ保護に強みを持つ企業。第2四半期の損失が縮小したものの、株価は下落しました。
アップル (AAPL)
- 株価変動: -0.36%
- 詳細: アップルは、9日の取引でわずかに上昇したものの、10 日には0.36%下落しました。同社は、人工知能機能を搭載した新型iPhone 16を発表し話題を集めました。「Apple Intelligence」と呼ばれるこの新機能には、音声アシスタント「Siri」の改良版や、テキスト生成、写真編集機能などが含まれています。しかし、欧州司法裁判所がアイルランド政府による最大130億ユーロ(143.5億ドル)の追徴課税を支持する判決を下したことが影響し、株価はわずかに下落しました。
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トランプ・メディア&テクノロジー・グループ (DJT)
- 株価変動: +3.27%
- 詳細: ドナルド・トランプ氏のTruth Socialプラットフォームを運営するこの企業は、討論会を前に株価が上昇しました。この討論会への期待感が、投資家の間で株価上昇を促したと考えられます。
ヒューレット・パッカード・エンタープライズ (HPE)
- 株価変動: -8.52%
- 詳細: 大手IT企業であり、企業向けのサーバーやストレージソリューションを提供するHPEは、ジュニパーネットワークスの買収資金調達のための13億5000万ドル規模の強制転換優先株を公募すると発表しましたが、投資家はこの公募による希薄化リスクを警戒し、株価が下落しました。
アライ・フィナンシャル (ALLY)
- 株価変動: -18%
- 詳細: 主に自動車ローンや個人向け銀行サービスを提供する金融機関。消費者のストレスが増加する中、株価は急落。
キャピタル・ワン・フィナンシャル (COF)
- 株価変動: -3.2%
- 詳細: クレジットカード事業で知られる金融サービス企業。地域銀行への懸念が広がり、株価が下落。
シンクロニー・フィナンシャル (SYF)
- 株価変動: -4.2%
- 詳細: 消費者向け金融サービスを提供する企業で、特にクレジットカードが強み。消費者関連のストレスが影響し、株価が下落。
ゴールドマン・サックス (GS)
- 株価変動: -4.4%
- 詳細: 世界有数の投資銀行であり、資産管理や投資業務に強み。トレーディング収益減少の見通しにより株価が下落。
JPモルガン・チェース (JPM)
- 株価変動: -5.2%
- 詳細: 世界最大級の銀行で、リテールから投資銀行業務まで幅広いサービスを提供。金融セクターの懸念が影響し、株価が下落。
*過去記事 株価変動