デジタル広告業界のリーダーであるトレードデスク(TTD)は、インターネットTVの成長を牽引する力強い業績を発表しました。2024年8月現在、同社の株価は上昇を続けており、投資家の注目を集めています。
第2四半期決算報告
8月8日の米国市場終了後に発表されたトレードデスクの第2四半期収益は、前年同期比で39%増の1株当たり39セント、売上高は26%増の5億8500万ドルとなりました。前年同期の売上高は4億6400万ドル、利益は1株28セントでした。
ファクトセットによると、アナリストは5億7800万ドルの売上高と1株あたり36セントの利益を予想していたため、トレードデスクは予想を上回る結果を出したことになります。
また、EBITDA(利払い・税引前・減価償却前利益)は34%増の2億4200万ドルでした。アナリストの予想は2億2600万ドルであったため、こちらも予想を上回る結果となりました。
強力なガイダンスと将来の見通し
トレードデスクは、今年9月期の売上高について、ガイダンスの中間値である6億1800万ドルを見込んでおり、これはアナリスト予想の6億500万ドルを上回ります。また、EBITDAについては、ウォール街のコンセンサス予想2億4600万ドルに対し、2億4800万ドルと予想しています。
AIとインターネットTVの進展
RBCキャピタルのアナリスト、マシュー・スワンソン氏はリポートの中で、トレードデスクの経営陣がインターネットTVにおける大きな躍進と、AIを活用した新しいプラットフォーム『Kokai』の進展を強調したと述べています。また、ネットフリックス(NFLX)とのパートナーシップに関する定性的な情報にも注目が集まっています。
株価の動向
決算発表後の8日の時間外取引で、トレードデスクの株価は6.47%上昇し93.5ドルとなりました。トレードデスクの株価は2024年に入ってから22.67%上昇しており、投資家にとって魅力的な銘柄となっています。
まとめ
トレードデスクは、第2四半期において強力な業績を報告し、インターネットTVとAIプラットフォームの進展が今後の成長を牽引する見通しです。同社の株価は好調であり、今後も投資家からの注目が続くことが予想されます。
*過去記事はこちら トレードデスク TTD