パランティア・テクノロジーズ(PLTR)の株価が2024年6月期の決算発表後、8月5日の時間外取引で16%も上昇しました。
パランティアの第2四半期業績:予想を上回る結果
売上高と利益の好調
パランティアは2024年6月期の売上高が6億7800万ドルに達し、ウォール街のコンセンサス予想である6億5300万ドルを大きく上回りました。また、調整後の一株当たり利益は9セントとなり、予想の8セントを上回る好結果を残しました。この結果は、同社の事業が順調に成長していることを示しています。
強力なガイダンス
さらに、パランティアは9月期の売上高ガイダンスを発表しました。売上高は6億9700万ドル〜7億100万ドルの範囲と予測されており、これもコンセンサス予想の6億8100万ドルを上回る数値です。この強力なガイダンスは、同社の将来に対する市場の期待を高める要因となっています。
パランティアCEOの見解
アレックス・カープCEOは株主への書簡で、「当社事業の成長は着実に再加速しており、この勢いを取り込み、さらに発展させる前例のないチャンスが到来している」と述べています。カープ氏は、パランティアの成長が商業および政府市場全体におけるAIシステムに対する強い需要に牽引されていることを強調しました。
米国商業市場での成長
パランティアの米国商業市場における顧客数は、第2四半期に295社に増加し、前年同期比で83%の増加となりました。これにより、同社のソフトウェア製品が市場で高く評価されていることが確認できます。
カープ氏は、「我々は当初から、パートナーが敵や競合他社よりも構造的に優位に立てるようなソフトウェア製品を構築することを目指してきた」と述べています。このコメントは、パランティアの製品がいかに市場で競争力を持っているかを示しています。
まとめ
パランティア社は、強力な第2四半期の業績と未来への強いガイダンスにより、株価が急上昇しました。同社の成長は、AIシステムに対する需要の増加と米国商業市場での顧客基盤の拡大によって支えられています。
*過去記事はこちら パランティア PLTR