エヌビディア株価の行方:ASMLとTSMCの決算が鍵!

エヌビディア(NVDA)の株価は、このところ停滞していますが、今週半導体サプライチェーンに関わる企業の決算が発表されれば、同セクターの新たな上昇を呼び起こす可能性があります。

エヌビディアの株価動向

エヌビディアの株価は、7月16日の市場でも勢いがなく、午後の段階でも1.8%安の126.13ドルで取引されています。過去5日間の下落率は4%、1ヶ月でも7%の下落を記録しており、投資家がテクノロジー以外のセクターへの株価上昇の拡大を期待している様子がうかがえます。

半導体セクターの重要な決算発表

チップ株ラリーが再燃するかどうかは、今週発表されるASMLホールディング(ASML)とTSMCこと台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSM)の決算にかかっています。ASMLは17日に第2四半期決算を発表予定であり、TSMCは18日に発表予定です。

ASMLは半導体製造に不可欠な露光装置を供給し、TSMCはエヌビディアのAIプロセッサーを含むハイエンド・チップ製造市場を支配しています。モーニングスターの米国市場チーフ・ストラテジスト、デイブ・セケラ氏は、「我々は彼らのAI製品およびビジネスラインの基本的な成長率に関するあらゆるコメント、特に彼らのガイダンスに耳を傾けるだろう。この結果は、AIへの支出がどの程度伸び続けているかを示す初期指標になると思う」と述べています。

予想される決算内容

ファクトセットによると、ASMLの四半期売上は前年同期比約14%減となる見込みですが、受注ガイダンスを引き上げるかどうかに注目が集まっています。TSMCはすでに第2四半期の売上高が40%急増したと発表していますが、シティのアナリストは最近、同社は通期の売上高成長率ガイダンスを現在の20%台前半から20%台後半に引き上げる可能性があると述べました。

まとめ

エヌビディアの株価は、一時的な下落を見せていますが、半導体セクター全体の決算発表によって再び上昇する可能性があります。特に、ASMLやTSMCの決算内容が注目されており、これらの企業のガイダンスが投資家の期待を左右するものと思われます。今後の動向に注視し、戦略的な投資判断を行うことが重要です。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA

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