エヌビディアが時価総額トップを固める可能性について考察

6月18日の終値で時価総額で世界首位となったエヌビディア(NVDA)。しかし、その位置を長く保つのは難しいとの見方がもっぱらです。そんな中、あるウォール街のアナリストが、このまま首位の座を固める可能性があるとの予想を発表しています。

エヌビディアの目標株価引き上げ

ローゼンブラットのアナリスト、ハンス・モーゼスマン氏は6月18日、エヌビディアの目標株価を140ドルから200ドルに引き上げました。この新しい目標株価は、2026年のエヌビディアの収益予想に対する株価収益倍率40倍に基づいています。

もしエヌビディアがこの価格に達した場合、現在の株式数を約235億5000万株と仮定すると、時価総額は4兆7000億ドルに達する可能性があります。

比較:アップルとマイクロソフトの評価

一方、アップルの最高目標株価は275ドル(ウェドブッシュのダニエル・アイブス氏による)であり、これにより同社の時価総額は4兆2100億ドルとなります。ファクトセットによれば、マイクロソフトの最高目標株価は600ドル(トゥルイスト証券のジョエル・フィッシュバイン氏による)で、これによりマイクロソフトの時価総額は4兆ドルに達します。

強気な予測とソフトウェアの重要性

ローゼンブラットのモーゼスマン氏は、エヌビディアのさらなるリードを予測しています。「ハードウェアの良さを補完するソフトウェアにこそ、真の物語がある。私たちは、このソフトウェアが今後10年間で、全体的な売上構成比で大幅に増加し、その持続可能性からバリュエーションに上方バイアスがかかると予想しています」と述べています。

ソフトウェア機能の拡大

エヌビディアは、ソフトウェア開発者向けの新興企業Shoreline.ioを約1億ドルで買収することで合意したと報じられています。これは、エヌビディアがソフトウェア機能の拡大を目指していることを示しています。エヌビディアはこの報道についてコメントを控えているものの、今後の成長が期待されています。

まとめ

エヌビディアは、ハードウェアとソフトウェアの両方で革新を続けることで、世界で最も価値のある企業としての地位を固める可能性があります。ウォール街のアナリストたちの予測によれば、今後のエヌビディアの成長に大きな期待が寄せられています。

*過去記事はこちら  エヌビディアNVDA

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