スノーフレイク株価、CEO交代とガイダンス下方修正で衝撃の20%急落!

クラウドベースのデータウェアハウスソフトウェア企業、スノーフレイク(SNOW)の株価が、2025年1月期のガイダンスが市場の期待を下回ったこと、および最高経営責任者(CEO)の交代を発表したことにより、2月28日のアフターマーケットで20%の大幅な下落を記録しました。この下落は、同社だけでなく、クラウドソフトウェアセクター全体に対する市場の見方にも影響を及ぼしそうです。

堅調な四半期決算にもかかわらず…

2025年1月期の四半期決算では、製品売上が7億3,810万ドルと、会社予想を上回り、全体の売上高は32%増の7億7,470万ドルで、市場の予測の7億6,100万ドルも上回る結果となりました。非GAAPベースの営業利益は7,100万ドルで、予想の4%を大幅に上回る9%の営業利益率を達成。調整後のフリーキャッシュフローも3億2,430万ドルと好調でした。

ガイダンスが重荷に

しかし、市場が最も注目したのは、同社のガイダンスでした。2025年4月期の製品売上が7億4,500万ドル〜7億5,000万ドルで、7億6,800万ドルの市場予想を下回ると発表。さらに、2025年1月期の製品売上は32.5億ドルと、市場予想の34.3億ドルを大きく下回りました。

CEO交代の発表も

また、スノーフレイクはフランク・スルートマンCEOの即時退任と、後任としてスリダール・ラマスワミ氏の就任を発表しました。スルートマンは会長職に留まります。ラマスワミ氏は2019年に共同創業したAI搭載検索エンジンNeevaの買収に伴い、2023年5月にスノーフレイクに入社しました。それ以前はグーグルに15年間在籍し、グーグル広告製品全般を率いていました。こうしたAIを専門としてきた職歴を持つことから、スノーフレイクを次なる成長段階へ導く適任と評価されています。

クラウドソフトウェアセクターへの影響は?

スノーフレイクの軟調なガイダンスと、経営陣の変更は、クラウドソフトウェアセクター全体に対する懸念を引き起こしています。特に、新しい技術への適応と、経済的な不確実性が高まる中で、これらの企業がどのように成長戦略を調整していくかが注目されます。

*過去記事はこちら スノーフレーク SNOW

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