ソーファイ株が20%の高騰!第4四半期の業績が示す投資の新機会

1月29日の市場が開く前に第4四半期決算を報告したソーファイ・テクノロジーズ(SOFI)の株価が大幅に上昇しました。米国東部時間1:54PMの段階で19.72%高の9.12ドルと高騰しています。

ソーファイの四半期業績:期待を超える利益と収益

ソーファイは第4四半期に1株当たり2セントの利益を計上し、ウォール街の予想を上回る結果を示しました。前年同期は1株5セントの赤字であったことを考慮すると、この成果は特筆すべきです。また、第4四半期の調整後純収入は5億9425万ドルで、アナリスト予想の5億7200万ドルを上回る結果となりました。

事業セグメントの成功

ソーファイは、元々借金の借り換えに特化した金融業者としてスタートしましたが、現在では学生ローン、個人ローン、住宅ローンなどを含む幅広い融資事業、さらに金融サービス事業とテクノロジー・プラットフォームの3つのセグメントで事業を展開しています。貸出部門は、取扱高で大きな伸びを示し、特に個人ローン、学生ローン、住宅ローンの取扱高は前年同期比で著しく増加しました。

貸出以外のセグメントの貢献

3つの事業セグメントすべてにおいて記録的な売上となり、調整後純収益の40%は貸出以外の事業セグメント(テクノロジー・プラットフォーム事業と金融サービス事業)が記録的な貢献をしている

とノトCEOは第4四半期の決算発表で述べています。

ローンポートフォリオの戦略

ソーファイは、個人ローン、学生ローン、住宅ローンを組成し、投資家に転売しています。このプロセスでは、ローン残高を超える「公正価値」をマークアップして販売し、予想される金利、手数料、転売価格、損失分担などを考慮しています。

2024年の見通しとマクロ経済環境

ソーファイの2024年の1株当たり利益は7セント〜8セントと予想されており、これは5セントだったアナリストの予想を上回るものです。同社は、2024年を「過渡期の年」と位置付け、テクノロジー・プラットフォーム部門と金融サービス部門の売上が前年比で増加する一方で、貸出部門の売上は若干縮小すると予想しています。

アナリストの評価

ジェフリーズのアナリストは、ソーファイの株価を「買い」と評価し、目標株価を15ドルと設定しています。同社はマクロ経済環境と金利環境を考慮すると、順調な経営を続けていると評価されています。

新たな投資機会の展開

ソーファイは、SoFiインベストメンバーが選りすぐられたオルタナティブ投資ファンド、ミューチュアルファンド、マネーマーケット・ファンドに投資できるようになると発表し、投資の多様化を図っています。

このように、ソーファイ・テクノロジーズは、その多角的な事業展開と、財務面での堅実な成長により、金融テクノロジー分野において重要なプレイヤーとしての地位を確立し続けています。この業績は、投資家にとって注目すべきポイントであり、同社の今後の動向はさらに業界に大きな影響を与えるものと予想されます。

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