スーパー・マイクロ・コンピュータ(SMCI)は、AIの波に乗り、2023年には目覚ましい成長を遂げました。特にモジュラー・サーバーソリューションへの需要が高まり、この流れは今後も続くことが期待されています。
2023年度の売上は前年比36%増の52億ドルを記録し、2024年度にはさらに48%増の105億ドルへの成長が見込まれています。AIサーバーの出荷台数の40%増加が予想される中、同社の経営陣は、数年以内に年間売上高200億ドルの目標達成に自信を見せています。
マレーシアにおけるインフラ拡張への注目
この躍進の裏には、マレーシアにおけるインフラ拡張への取り組みがあります。同社CEOのチャールズ・リャン氏によると、現在の施設は既に年間180億ドルの売上を支える能力があり、マレーシアの新施設はこれをさらに強化します。
エヌビディアとの提携と市場拡大
驚異的な成長の一因は、エヌビディアなどとの提携にあります。これにより、スーパー・マイクロは市場シェアを拡大し、売上を大幅に増加させる可能性を秘めています。フォックスコンの予測によれば、世界のAIサーバー市場は今後5年で5倍に成長し、2027年には1500億ドルに達すると見込まれています。
未来の可能性と投資家への魅力
スーパー・マイクロが5年後に売上高300億ドルを達成すると仮定した場合、S&P500指数の平均売上高倍率2.5で計算して時価総額は750億ドルに達する可能性があります。これは現在の時価総額の5倍に相当し、5年で株価が5倍になる可能性を示唆しています。
まとめ
AIの時代を牽引するスーパー・マイクロ・コンピュータの成長は、投資家にとって非常に魅力的です。同社の成長ペースとエヌビディアなどとの強力な提携は、今後さらなる成長の加速が期待できます。AIの波に乗り、成長を続けるスーパー・マイクロ・コンピュータに、今後も注目が集まります。
*過去記事はこちら スーパー・マイクロ・コンピュータ SMCI