ショッピファイ(SHOP)は、ブラックフライデーの売上が前年比22%増加し、株価が急上昇していますが、一部のアナリストは「割高な評価」として慎重な姿勢を見せています。
弱気な見方
パイパー・サンドラーのアナリスト、クラーク・ジェフリーズ氏とウェイン・トリン氏は11月28日付けのノートで、ショッピファイ株の格付けを「ニュートラル」から「アンダーウェイト」に引き下げ、目標株価を58ドルから56ドルに下げました。
今年に入ってから同社の株価は110%を超える上昇を見せていますが、パイパーのアナリストの新しい目標価格は、今後約25%の下落を示唆しています。
ジェフリーズ氏とトリン氏はショッピファイが市場シェアの拡大や顧客に対する料金の引き上げなど、成長と利益を促進する複数の要因を持っていることを認めています。しかし、現在の株価に組み込まれている仮定は「あまりにも楽観的」であると指摘しています。
強気な見方
対照的に、オッペンハイマーのアナリストであるケン・ウォン氏率いるチームは、ショッピファイ株に対して「アウトパフォーム」の格付けと80ドルの目標株価を付けて、より強気な見解を示しています。
11月28日付けのレポートで、同氏らはショッピファイの評価ポテンシャルはブラックフライデーやサイバーマンデーを超えているほか、同社が提供する商品の価格を引き上げるチャンスがあることを指摘しています。
次の焦点
今月、ショッピファイの第3四半期の業績は、収益と売上の予想を大きく上回りました。次の焦点は同社が12月5日に開催予定の投資家向けのイベントで、ここでどのようなことが語られるか、注目されます。
*過去記事はこちら ショッピファイ SHOP