11月2日の市場終了後に発表されたアップル(AAPL)の最新の四半期決算は、市場の予想を上回る結果を示しましたが、12月期の見通しに対するウォール街の反応は冷ややかなものでした。
9月期四半期決算のポイント
- 売上高は895億ドルで、前年同期比1%減でアナリストのコンセンサス予想893億ドルをわずかに上回る。
- 利益は1株当たり1.46ドルで、コンセンサス予想1.39ドルを少しを上回る。
- iPhoneの売上は438億ドルで、3%増でコンセンサス予想とほぼ同じ。
決算発表後の株価の動き
決算発表後、アップルの株価は一時1.2%下落し、その後電話会議での12月期のガイダンス発表を受けてさらに下落。6:23PM現在では2.93%の下落となっています。
12月期の見通しと今後の展望
アップルのCEO、ティム・クック氏は電話会議で、同社が生成AIの研究を進めていることを明らかにしました。また、12月期の売上高については、前年同期とほぼ横ばいの見通しを示しました。
アナリストのコンセンサス予想では、12月期の売上高は1,231億ドルとされていましたが、アップル社のガイダンスでは、売上高は昨年並みの1,172億ドルとなる見込みです。
製品別の売上動向
- サービス収入は対前期比16%増の223億ドル。
- ウェアラブル、ホーム、アクセサリーの売上は93億ドルで3%減。
- マックの売上は34%減の76億ドル。
地域別の売上動向
- 中国の売上は151億ドルで、2.5%減。
- 米国の売上は401億ドルで、ほぼ横ばい。
時価総額首位から陥落?
アップル株は今年30%上昇していましたが、決算発表後の下落で、マイクロソフト(MSFT)に市場最大の企業の座が奪われる可能性が浮上しました。
*過去記事はこちら アップル AAPL