第3四半期決算で16%下落のテスラ:アナリストが指摘する見逃されているポイントとは

テスラ(TSLA)の株価が大きく落ち込んでいます。第3四半期の決算が期待を下回り、株価は15.58%安というひどい一週間を経験しました。しかし、RBCのアナリスト、トム・ナラヤン氏は、投資家が見逃している重要なポイントがあると言っています。

テスラ決算と株価の動き

テスラの第3四半期の営業利益率は7.6%で、ウォール街の9%近くの期待を下回りました。このニュースが株価下落の一因となったわけですが、それだけが全てではありません。イーロン・マスクCEOは、高金利の影響とそれが経済、自動車価格、自動車需要に与える影響について言及しました。

テスラの未来ビジョンとは?

このように株価が大きく下落したことについてナラヤン氏は、「投資家は木を見て森を見ず」とコメント。投資家たちが現在の経済的逆風に焦点を当てすぎて、テスラの長期的なビジョンとポテンシャルを見逃していると指摘しています。

テスラが目指す方向性

テスラが目指しているのは、単なる量販車メーカーから、OEMのティア1サプライヤーへの転換かもしれないと同氏は予想しています。

同社は自動車部品会社になれると同氏は考えており、

パワーエレクトロニクス、バッテリー、充電、そして最終的にはFSD(ドライバー・アシスタンス・ソフトウェア)を販売する方が、はるかに収益性が高いと考えている。

とコメントしています。

ロボットタクシーの可能性

マスクCEOはFSDを他の自動車メーカーにライセンス供与する可能性に言及。これは、自動車が真に自動運転をする世界への第一歩であり、世界中でタクシーのような収益を生み出すロボットタクシーのフリートが現実のものとなる日も遠くありません。

アナリストの評価

ナラヤン氏はテスラ株を「買い」と評価しており、目標株価を301ドルに設定しています。これは212.75ドルだった先週末の株価から41%の上昇の余地があることを意味します。

まとめ

テスラの株価は短期的には波乱含みかもしれませんが、その先端技術と未来のビジョンは投資家にとって大きな魅力です。特にFSDという未来の技術は目が離せません。

*過去記事「業界が注目するテスラQ3業績発表!イーロン・マスクが語ったサプライズとは?

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