ネットフリックス（NFLX）が2023年9月期の業績と加入者数を発表し、市場を驚かせています。堅調な結果に投資家たちも注目し、株価は時間外取引で急騰。12.5%高の389.51ドルで取引されています。
第3四半期の業績ハイライト
ネットフリックスは第3四半期に、ウォール街のアナリストの予想3.49ドルを上回る1株当たり3.73ドルの利益を計上。売上高は85億4,000万ドルで、アナリスト予想と一致しました。また、有料会員純増数も予想の610万人に対し、実際は880万人という驚きの結果となりました。
今後のビジネス展望
同社は今後についても楽観的。経営陣は「我々の見通しとエンターテインメントの将来について楽観的である」とコメント。2023年の営業利益率を20%と予想し、来年にはさらなる改善を期待して、22%〜23%の範囲を予測しています。
価格改定の動き
さらに、ネットフリックスは、プレミアムプランの月額料金を19.99ドルから22.99ドルに、ベーシックプランを9.99ドルから11.99ドルに引き上げると発表しました。その一方で、新規顧客向けのベーシックプランオプションは廃止となりました。広告付きプランとスタンダードプランの価格は据え置かれる予定です。
ワンピース」の成功
ネットフリックスのオリジナルコンテンツ戦略も成功を収めています。「ワンピース」のようなベストセラー漫画の実写化は、ソーシャルメディアで大いに話題となり、6200万ビューを記録しています。
株価の動き
18日の通常取引の終値で、ネットフリックスの株価は収益性と成長見通しへの懸念から過去3ヶ月で27％下落していました。決算発表で同社が示した最新の数字は、こうした懸念の一部を一掃した形です。
まとめ
ネットフリックスの第3四半期の業績は、株価、加入者数、そして利益ともにポジティブな結果となりました。価格改定と質の高いオリジナルコンテンツの投入により、同社の将来に大いに期待が寄せられています。
＊過去記事はこちら ネットフリックス NFLX