トゥルイスト証券によれば、人工知能(AI)は依然として上昇トレンドであり、ほぼ1年前にトレンドにおける中心的な地位を確立しましたが、投資家にとってはまだ魅力的なチャンスがあるとのことです。
9月26日、アナリストのウィリアム・スタイン氏は、エヌビディア(NVDA)とモノリシック・パワー・システムズ(MPWR)の「買い」の格付けを再確認。エヌビディアの目標株価を668ドル、モノリシック・パワーを600ドルとしました。
エヌビディアは26日の市場で422ドルあまり、モノリシック・パワーは447ドルあまりで取引されており、それぞれ58%と34%の上昇の余地があることを示す目標株価となっています。
エヌビディアの評価
エヌビディアについてスタイン氏は以下のように評しています。
AIシステムを構築する上で、ほとんどのエンジニアにとってデフォルトの選択肢であり、特に新しいモデルをトレーニングする場合など、(AIの)ワークロードの大部分に対応するのに最も適している。
スタイン氏は、AIサーバーの需要増加を背景に、同社が今後数年間でデータセンターの売上を伸ばせると確信。エヌビディアがデータセンターを構成する1兆ドルのハードウェアを4年ごとに交換する必要があると述べていることをその理由にあげています。そして、そのインフラのより多くがAIに集中することになるとしています。
また、同社がゲームと将来における自動車などの自律走行市場において、持続可能な市場リーダーシップを持っているとも考えています。
モノリシック・パワーの評価
電力管理半導体を製造するモノリシック・パワーのAI需要についてもスタイン氏は楽観的です。
モノリシック・パワーは、クラウド・コンピューティング、産業、通信の各分野の顧客にサービスを提供しており、あらゆるところでAIに触れている。
と同氏は評価。
同社が半導体に加え、より包括的なテクノロジー・ソリューションを提供するように移行していくことで、より多くの売上を上げ、収益性を向上させることができると見ています。
*過去記事はこちら エヌビディアNVDA