複数の報道によると、先週のアーム(ARM)の超大型新規株式公開に続き、マイクロチップのスペシャリストであるイマジネーション・テクノロジーズが株式公開登録を行い、ニューヨークで上場する準備が整ったようです。
イマジネーションは、ハイテク大手のアップル(AAPL)を顧客に持つチップ設計会社です。同社は英国を拠点とし、半導体の知的財産を他社にライセンス供与しています。このビジネスモデルは、最近540億ドルの評価額で巨額のIPOを実施したアームと類似しています。
英国のサンデー・テレグラフ紙が最初に報じたところによると、イマジネーションはニューヨークでの株式公開を内密に登録したとのことです。英国を拠点とする同社は、かつてはロンドン証券取引所に上場していましたが、2017年に中国資本のキャニオン・ブリッジによる7億4200万ドルの取引で上場を取り消されました。しかし、今回のニューヨークでの株式公開は、市場への力強い復帰を意味しているようです。
イマジネーションは、今年特に注目を集めている人工知能(AI)分野に焦点を当てています。同社は、自動運転車やクラウドコンピューティングのようなアプリケーションでAIを強化するニューラルネットワーク・アクセラレータを開発していると報じられています。
イマジネーションは、先週提出された英国の書類によると、2022年の年間売上高を2021年の1億1100万ポンドから1億2000万ポンド(1億4900万ドル)に引き上げると報告しており、「我々がターゲットとする市場のいくつかは、半導体市場全体よりも回復力がある」とコメントしています。