インテル、2024年への期待感: AIへの投資が実を結ぶ時期が近づく

来年2024年はインテル(INTC)にとって安定した1年になるかもしれません。同社はAIへの投資からの利益を見込み始めており、これがデータセンタービジネスに予期せぬ追い風をもたらす可能性が高まっています。

インテルの最高財務責任者(CFO)のデビッド・ジンスナー氏は、9月6日にニューヨークで開催されたシティ・グローバル・テクノロジー・カンファレンスで、今年の大きな驚きの一つは、同社が過去最大の四半期損失を報告した四半期を経て、データセンターの売上が予想以上に良好であったことだと述べました。

インテルは、AI半導体のブームにおける最大の受益者と見られているエヌビディア(NVDA)やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の後塵を拝しており、立て直しを目指しています。

ジンスナー氏によれば、AIワークロードを処理するため設計されたインフラストラクチャーの熱狂的な構築によって、データセンター製品の売上に追い風が吹いているそうですが、同社は2024年まで「重要な」売上(数億ドル規模の売上)を見込んでいないとのことです。

その一方で、同氏は、過去数四半期にわたって同社が苦しんできたデータセンター事業の在庫削減は、「今年いっぱいは続くだろう」と注意を促しました。

「前四半期比では減少が予想されるが、少なくとも予想よりは回復していると言ってよいと思う」と述べた同氏は、「2024年に入ると、AIからの意味のある成長を見る本当の機会があると思う」と来年に期待しています。

*過去記事「TSMCとサムスンへの挑戦者登場?! インテルが新たなファウンドリ戦略を展開

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