エヌビディア（NVDA）の株価は、前日に史上最高値を更新した後、8月30日の市場でさらに上昇を見せています。投資家はその勢いが続くかどうかを見極めていますが、メリウス・リサーチのアナリストは、このチップメーカーの株価はまだお買い得かもしれないと述べています。
株価の現状
エヌビディアの株価は、29日に史上最高値の487.84ドルで取引を終えたあと、30日のマーケットでは2.16%高の498.37ドルで取引されています（米国東部夏時間12:34PM現在）。
メリウス・リサーチの分析
メリウス・リサーチのベン・ライツェス氏によると、エヌビディアの格付けは「買い」であり、目標株価は730ドルとのこと。株価収益倍率（P/E）は、2024年の予想利益に対して約28倍と、AI関連銘柄の平均（23倍）に比べてもわずかなプレミアムしかありません。
「CY24の成長調整ベースでは、エヌビディアはアルファベット、マイクロソフト、アップルより “安い”」とライツェス氏は書いています。
懸念点と対策
投資家からは、AIの成長がバブルを形成しているのではないか、チップの需給が均等化し始めているのではないかといった懸念が寄せられています。しかし、ライツェス氏によれば、エヌビディアはハードウェア上にソフトウェア・エコシステムを構築し、クラウドサービスを提供することで、長期的に安定した成長が見込めるとのことです。
まとめ
エヌビディアの株価は史上最高値を更新し続けていますが、メリウス・リサーチによると、今後もその勢いは持続する可能性が高いとされています。特に、エヌビディアが構築しているソフトウェア・エコシステムと、株価を下支えする可能性がある250億ドルの自社株買いプログラムがポジティブな要因とされています。
＊過去記事はこちら エヌビディアNVDA
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