シティのリサーチが明かす、9月のiPhone15発表による株価上昇トレンド

2023年、多くのアップル愛好者や株式投資家が新型iPhone 15の発売を心待ちにしていますが、その影響はアップルの株価にも表れているようです。伝統的に、新しいiPhoneがリリースされる前には、アップルの株価が上昇する傾向があります。そして、シティのアナリスト、アティフ・マリク氏も同じ見解を示しています。

マリク氏のリサーチノートのハイライト

  • アップルの株価にはまだ37%あまりの上昇の余地があるとの見解。
  • 6月末にアップルの株価が史上最高を記録した際、マリク氏は「買い」の評価を下していた。
  • 同氏が提示する目標株価は240ドル。

また、「最近の米国のサプライチェーンに関する議論は、(iPhone 12の)インストールベースにおける強力な買い替えサイクルの可能性を指し示している」と指摘。そして、新しいUSB-Cポートの導入により、30%高速充電が可能となるかにも注目が集まっていることも付け加えています。

シティとアップルの株価の動向

シティは、9月に発表されるiPhone 15シリーズを見据え、90日間のポジティブ・カタリスト・ウォッチを開始しました。マリク氏の分析によれば、アップル株は2016年以降毎年、6月期決算から9月のiPhone発表までの期間ではS&P500を上回っており、その期間は平均8%上昇しています。

市場の評価は?

マリク氏は、極めて強気な評価をしているアナリストの1人として知られています。一方、ファクトセットのデータによれば、アナリスト全体の見解はやや控えめ。平均の目標株価は201.78ドルとなっており、これは現在の株価から15%あまりの上昇の余地があることを意味します。それでも、アナリストの64%が「買い」との評価をしている点は注目すべき点です。

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